2016年12月05日
当院の感染症動向(11/28~12/4)
未分類
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 1例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 22例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・1例
・ 依然、感染性胃腸炎(ウイルス性)の流行が続いています。
・ 青森県内のインフルエンザは八戸と五所川原で少し出ているようですが、まだ青森、弘前地域ともに多くはありません。予想では今週か来週あたりから出始め、少し増えてきたところで冬休みに突入し、一旦落ち着き、本格的な流行は年明けと予想しています。(当たるかな???)
2016年11月29日
当院の感染症動向(11/21~11/27)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 6例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 15例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・2例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
アデノウイルス感染症・・・・・・2例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・2例
マイコプラズマ感染症・・・・・・1例
・ 感染性胃腸炎(ウイルス性)の流行が続いています。
・ 全国的にインフルエンザの流行期に入ったとのニュースがありました。岩手、秋田、北海道と流行しているようですが、青森県の流行はまだです。市内では高校、幼稚園で患者が出たとの情報がありました。そろそろ注意が必要のようです。当院ではまだ出ていません。
・ インフルエンザの流行が始まるとRSウイルスの流行は下火になります。小児科医としてはむしろRSウイルスの方が厄介です。
2016年11月20日
当院の感染症動向(11/14~11/20)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 20例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・1例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・1例
・ 感染性胃腸炎(ウイルス性)の流行が続いています。
・ この1ヶ月、耳下腺が腫れておたふく風邪を疑い、受診する子が何人かいました。しかし血液検査をすると本物のおたふく風邪は一人もいませんでした。周囲におたふく風邪の子がおらず、片方の耳下腺しか腫れていないときはほとんどおたふく風邪ではありません。おたふく風邪をしっかり診断するためには血液検査が必要です。
・ 水痘も予防接種を受けた子が罹ると、水疱は典型的ではなく、診断は困難になります。これも診断には血液検査が必要です。水痘ウイルスのDNAそのものを検査する方法がより確実な検査法ですが、それは特殊検査になります。
2016年11月18日
当院の感染症動向(11/7~11/13)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 17例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・1例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・2例
・ ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)の流行が続き、外来は嘔吐の子が多く受診します。しかし吐き気は半日ほどで治まることが多いようです。下痢も長引く子は少ないようです。治療薬はありませんが、五苓散が有効です。当院では内服できない子にはタイキファーマシーさんにお願いし、五苓散の坐薬を処方しています。余った坐薬は常備薬としてとっておけば良いかも知れません。
・ 先週、市内で成人でインフルエンザが出たとの情報がありましたが、流行は今のところ拡大する気配はありません。本格的に流行するのは例年通り年明けでしょうか。しかし要注意です。
・ マイコプラズマは少し下火になった様に思います。しかしマイコプラズマは潜伏期間(2、3週間)が長いので、その分、流行も遷延する可能性があります。
2016年11月07日
当院の感染症動向(10/31~11/6)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 13例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・1例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・1例
マイコプラズマ感染症・・・・・・2例
・ 予想通り手足口病の流行は終息してきています。
・ 溶連菌感染症、RSウイルス感染症はコンスタントに出ています。
・ マイコプラズマ感染症が小学校で流行しています。夜間の発熱、痰の絡まない乾いた強い咳込みが続くときはマイコプラズマを疑います。肺炎を起こしたり、発熱が続くときは抗生剤で治療しますが、小さな幼児では自然治癒し、重症化することは稀です。
・ ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)が一気に流行してきました。普段から経口補水液を準備しておくと良いでしょう。
2016年10月31日
当院の感染症動向(10/24~10/30)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
手足口病・・・・・・・・・・・・7例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・2例
マイコプラズマ感染症・・・・・・1例
・ 季節外れの手足口病が流行しています。しかし間もなく終息するでしょう。
・ 溶連菌感染症はコンスタントに出ています。
・ RSウイルス感染症もコンスタントに出ています。
・ 当院では確認していませんが、インフルエンザが出ているそうです。しかしその流行が拡大するかどうかは、この後の経過を見ないと分かりません。例年では青森のインフルエンザの流行は1月中旬以降です。しかし過去には12月中に大きな流行があった年もありました。注意深く動向を見守りましょう。
2016年10月24日
当院の感染症動向(10/17~10/23)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 7例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・1例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・1例
マイコプラズマ感染症・・・・・・1例
・ マイコプラズマ肺炎が時々出ています。特に小学校高学年以上の子で発熱が続き、強い咳が出ている場合はマイコプラズマで肺炎を起こしていることが多いです。マイコプラズマ肺炎は、肺炎は肺炎でも元気なことが多く、ほとんど内服の抗生剤だけで治ります。入院が必要なことは稀です。
・ 溶連菌感染症は依然コンスタントに出ています。
・ ウイルス性胃腸炎が出てきました。例年この時期、ノロウイルスによる胃腸炎が流行します。要注意でしょう。
2016年10月17日
当院の感染症発生動向(10/10~10/16)
未分類
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 4例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・1例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ おたふくの流行は局所的な小流行に収まったようです。水痘の流行も拡大せずに収まりました。水痘だけでなくおたふく風邪も予防接種を受ける人が増えてきたためと思われます。
・ 夏風邪の流行もほぼ終わったようです。
・ 普通の風邪が流行っています。小学生で熱を出す子も少なくありません。基本は安静です。特に罹り初めはゆっくりと休ませてください。風邪の治療の基本はお薬ではありません。
2016年10月11日
当院の感染症発生動向(10/3~10/9)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 4例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・2例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・4例
マイコプラズマ感染症・・・・・・2例
・ RSウイルスの流行はまだ続くでしょう。
・ 今年流行した手足口病はあまり典型的な皮疹ではありませんでした。しかし先週受診した手足口病は典型的な水泡があり、見ると他県のお子様でした。地域によっても流行するウイルスのタイプが違うようですね。
・ 溶連菌感染症、マイコプラズマもコンスタントに出ています。
・
2016年10月03日
当院の感染症動向(9/26~10/2)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 7例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・4例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・5例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・4例
マイコプラズマ感染症・・・・・・1例
・ RSウイルスの流行は続いています。
・ 夏風邪の手足口病、ヘルパンギーナがまだ出ていますが、間もなく流行は終わるでしょう。津軽地域では今年は大きな流行にはなりませんでした。
・ 溶連菌感染症はコンスタントに出ています。
・ マイコプラズマ肺炎も時々出ています。小学生の高学年で熱が続き、強い咳が出ているときはマイコプラズマ肺炎を強くうたがいます。
2016年09月29日
当院の感染症動向(9/19~9/25)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・4例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・4例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ RSウイルスの流行はやや落ち着いてきた印象はありますが、まだまだ続くでしょう。例年だとインフルエンザの流行が始まる頃まで続きます。先日、ワクチンの講演でRSウイルスのワクチンの話しも出ていましたが、まだそれが実現するには時間が掛かりそうです。
・ 発熱と全身にポツポツと発疹が出るウイルス感染症が流行しています。おそらく手足口病と同じ仲間のエンテロウイルスによるものと思われます。痒みもないことが多く、ほとんどの場合、軟膏、内服等に治療は必要ありません。
2016年09月19日
当院の感染症動向(9/12~9/18)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・・6例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・9例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ RSウイルスが流行中です。おそらく上の表にあげた数より遙かに多い子が感染して受診しているはずです。RSウイルスに感染しても全ての子がゼイゼイするわけではありません。ただの風邪症状で終わる子の方が多いはずです。特に3歳以上のお子様ではほとんどが軽く済みます。それはこれまでに何度か感染しており、既にある程度の免疫があるからです。しかし流行しているからといって、必ずRSウイルスの迅速試験をしなければならないわけではありません。臨床的に有意義だと判断したときだけ検査しています。RSウイルスに感染したからといって特別な治療がある分けではありません。症状に応じた治療が必要なのです。