当院の感染症発生動向(11/9~11/15)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 6例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 12例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・4例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 1例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・3例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 板柳の保育園で水痘が流行していると先週出しましたが、その後、市内の複数の保育園、幼稚園でも水痘が出てきました。罹患した子はワクチンの接種が1回だけの子か未接種の子です。現在、水痘ワクチンの接種率は結構高いので、流行の拡大はないものと予想しています。
・ 嘔吐下痢症が増えてきました。今後、更に増えるでしょう。嘔吐だけで下痢しない子も少なくありません。吐き気のある時期は上手に水分を摂らせて回復を待ちましょう。
・ RSウイルス、溶連菌感染症の流行は続いています。

当院の感染症発生動向(11/2~11/8)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 4例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 1例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・4例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 板柳の保育園で水痘が流行しているそうです。おそらくワクチンの接種率が低いのではないでしょうか。今、弘前では水痘はほとんど流行しなくなりました。そのうち水痘をみたことのない若い医者が出てくるでしょうね。
・ 溶連菌がまた増えてきました。
・ RSウイルスは依然流行中です。しばらくはゼイゼイする風邪には気を抜けません。

当院の感染症動向(10/26~11/1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 6例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・4例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 流石に手足口病の流行はほぼ終息したようです。それにしても今年の流行は特異的でした。
・ 嘔吐下痢症が目立ってきました。感染力の強さからはノロを疑いますが、症状は軽いです。
・ RSウイルスが流行中です。この流行は例年、インフルエンザの流行が本格的になるまで続きます。
・ 水痘はもうずっと出ていません。おそらくこのまま流行することなく、稀な感染症になって行くのでしょう。予防接種の効果を実感します。これまでは水痘のワクチンの2回目の接種は1回目から3ヶ月後から可能と説明していましたが、最近はその説明を省き、半年後に受けましょうとお話ししています。3ヶ月で受けるよりも半年の方がワクチンの効果が良くなります。

当院の感染症動向(10/5~10/11)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 3例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 7例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・1例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症はほぼ全ての子どもが2歳までに1回は罹ると言われています。しかも1回の罹患ではしっかりと免疫が出来ず、繰り返して罹ります。何回か罹ると免疫が出来て罹らないか罹っても軽く済むので、4,5歳の子ではただの鼻風邪で終わることも多くあります。しかし1歳以下の子が罹るとゼイゼイと喘息のような呼吸困難を起こし、入院治療が必要となることも少なくありません。3ヶ月未満の乳児では命に関わるほど重症化することもあります。
・ RSウイルスの流行するインフルエンザの流行時期を挟んで季節は秋と春。保育園の運営上、難しいことは分かりますが、この季節、保育園などではただの風邪でも乳児と幼児とを一緒の部屋にすることは避けていただけると良いのですが・・・。

当院の感染症動向(9/27~10/4)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 4例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 6例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 8例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルスは表には出ていませんが、これは検査していないだけです。おそらく既に蔓延していると思われます。
・ 嘔吐下痢症がまた出てきました。この季節になると次第に増えるのがノロウイルスです。上の表にあげた子ども達はまだ症状が軽くノロの可能性は低いと思われますが、中には感染力が強くノロが疑われる例もありました。ただノロかどうかの検査していません。RSと同じようにノロが出ようが出まいが治療、対応は同じなので。

当院の感染症動向(9/21~9/27)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 0例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・2例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 7例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・2例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病はほぼ終息しました。まだ所々でくすぶっていますが、それも間もなく終わるでしょう。
・ 先週書いたようにゼイゼイする風邪やそれに伴う喘息発作のお子さんが一気に増えてきました。呼吸困難が強く、中には入院治療が必要な子も少なくありません。咳が強く苦しそうなときは、咳の性質、胸の動き、顔色などを注意深く観察して下さい。重症度を判断するとき、呼吸困難は発熱よりも重要です。

当院の感染症発生動向(9/14~9/20)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・3例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 11例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・2例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ さすがに手足口病は下火になりました。おそらくこの連休で流行は終息するだろうと思っています。
・ 案の定、RSウイルスが出てきました。RSウイルス感染症は1歳以下の乳児ではゼイゼイと呼吸困難を伴い症状が重くなることも多いのですが、4,5歳の大きな子では症状は軽く、鼻風邪程度のことも多くあります。もちろん鼻風邪程度ではそれがRSかどうかは普通調べません。従ってRSの流行時期、幼児と乳児が一緒に遊ぶ時は注意が必要です。

当院の感染症動向(9/7~9/13)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 6例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 25例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ そろそろ終息すると予想した手足口病の流行はまだまだ続いています。こんな年もあるのですね。
・ 最近、耳下腺が腫れておたふく風邪を心配して受診する子が続けて何人かいました。反復性耳下腺炎と言って感染症ではない耳下腺炎もあるのですが、それが同じ時期に何人も続けてくるとは思われません。もちろん検査もしておたふく風邪でないことを確認しました。何か他のウイルスによる耳下腺炎なのかもしれません。(単なる想像です)

当院の感染症発生動向(8/31~9/6)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 22例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病の流行は下火になってきました。そろそろ終息するでしょう。
・ 例年だとこの後、ゼイゼイする風邪が流行って来ます。
・ 四国の松山でインフルエンザによる学級閉鎖の話題が入ってきました。しかしまだ今年の流行を予想するには早すぎます。しかしそれの流行が拡大するかどうかは注意深く診て行く必要があります。インフルエンザのワクチンは年内に済ませるべきでしょう。

当院の感染症動向(8/24~8/30)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 38例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 今年の手足口病は例年より皮疹や口内炎の症状の重い子が多い印象でした。先週からまたぶり返したようですが、今度の手足口病は比較的軽症です。今シーズン2回目の子も増えてきました。しかし軽症で、熱はないか直ぐに解熱。口内炎の症状も軽く、何も食べられない子はいないようです。
・ 溶連菌はコンスタントに出ていますが、その他の感染症はこれからでしょう。まず秋は普通の風邪が流行り、それに伴いゼイゼイする子も増えてきます。

当院の感染症発生動向(8/17~8/23)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 4例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 31例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 上の表(先週)ではまだ多いですが、今週は秋風が吹き、手足口病が流行tは収まってきたようです。しかし、再び軽症の手足口病が出ています。今年2回目という子も何人かいました。また別のウイルスによる手足口病なのでしょうね。そろそろ感染症も秋へと季節が変ってきたようです。

当院の感染症発生動向(8/1o~8/16)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 19例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・3例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病が大流行t中です。今年の手足口病は皮疹や口内炎などの症状が強い子が多いようです。罹ってしまった子は数日大変な思いをしていますが、皮疹が治ったとしてもしばらくは感染力gああ続きます。登園停止の措置で流行を防ぐことは出来ません。罹ってしまったら諦めてホームケアと、口の痛みが強い子はその痛みを和らげる治療で乗り切りましょう。
・ おたふく風邪と思われる子がリストともう一人います。二人とも首都圏から遊びに来ていた子達です。広まらないと良いですね。