当院の感染症発生動向(5/25~5/31)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          9例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    5例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              0例
     おたふく風邪          0例
     百日咳             0例
     リンゴ病            0例
     手足口病            1例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      0例
     インフルエンザA        0例
     インフルエンザB         1例
     RSウイルス感染症       0例
     マイコプラズマ感染症      0例

・ 溶連菌感染症の流行は継続中です。溶連菌感染症はインフルエンザなどと違って、感染力は弱いのですが、一度罹っても繰り返し罹ることもあるので、だらだらと小流行が続くのでしょう。
・ また嘔吐下痢症が流行り始めました。症状は軽い子が多いようです。

当院の感染症発生動向(5/18~5/24)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          7例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    3例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              0例
     おたふく風邪          0例
     百日咳             0例
     リンゴ病            0例
     手足口病            4例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      1例
     インフルエンザA        0例
     インフルエンザB         1例
     RSウイルス感染症       0例
     マイコプラズマ感染症      0例

・ 溶連菌感染症の流行は続いています。
・ 予想通り手足口病が出てきました。手足口病の口内炎の多くはそれほど強くなく、治療薬もないので何も処方しないことが多いのですが、時に口の痛みが強く、何も食べられないことがあります。その時は痛みを和らげる治療をします。
・ 嘔吐下痢症は出ていますが、それほど大きな流行にはなっていません。

当院の感染症動向(5/4~5/10)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          7例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    3例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              0例
     おたふく風邪          0例
     百日咳             0例
     リンゴ病            0例
     手足口病            0例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      0例
     インフルエンザA        0例
     インフルエンザB         0例
     RSウイルス感染症       1例
     マイコプラズマ感染症      0例

・ GWのため3日間だけの集計です。溶連菌感染症の流行は続いています。
・ インフルエンザは0になりましたが、まだ所々で小流行があるようです。今年は大きな流行にならなかった代わりに、だらだらと続きました。しかしそれも直に終わるでしょう。
・ GW中の急患診療所で手足口病の子が来ました。そろそろ弘前でも出てきそうです。

当院の感染症動向(4/20~4/26)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          17例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    1例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              1例
     おたふく風邪          0例
     百日咳             0例
     リンゴ病            0例
     手足口病            0例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      0例
     インフルエンザA        4例
     インフルエンザB         0例
     RSウイルス感染症       0例
     マイコプラズマ感染症      0例

・ 溶連菌感染症の感染力はそれほど強くなく、大流行することはないのですが、先週は随分と多く出ました。症状が軽くても疑わしい場合は積極的に調べた方が良さそうです。
・ 4月、新学期が始まり、新入園児達が風邪を引き始め、外来は混み出しました。これという特徴的な流行はなく、ただの風邪引きさんが多いようです。
・ 青森市で手足口病が出てきているようです。手足口病は夏風邪の代表です。感染症サーベイランスでも季節は夏へと変わりつつあるようです。

当院の感染症動向(4/13~4/19)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          7例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    2例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              1例
     おたふく風邪          0例
     百日咳             0例
     リンゴ病            2例
     手足口病            0例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      0例
     インフルエンザA        7例
     インフルエンザB         0例
     RSウイルス感染症       1例
     マイコプラズマ感染症      0例

・ 溶連菌感染症が多いようです。
・ 高熱が続く風邪が流行いています。中には4,5日以上熱が続く子も出ています。
・ インフルエンザもまだチラホラと出ています。大きな流行にはならないでしょうが、散発的に局所的な小さな流行を繰り返しています。

当院の感染症発生動向(4/6~4/12)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          4例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    2例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              0例
     おたふく風邪          0例
     百日咳             0例
     リンゴ病            0例
     手足口病            0例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      0例
     インフルエンザA        5例
     インフルエンザB         1例
     RSウイルス感染症       1例
     マイコプラズマ感染症      0例

・ インフルエンザはまだ2、3の保育園で流行していますが、まもなく終息するでしょう。
・ 溶連菌感染症が依然多いようです。
・ RSやヒトメタニューモウイルスなどのゼイゼイしてくるウイルス感染症が流行しています。
・ 感染性胃腸炎も出ていますが、症状は軽微です。南の方の県でロタウイルスが流行しているとの情報がありました。ワクチンをやっていても罹っているようですが、やはり接種してある子の症状は軽いようです。

当院の感染症動向(3/30~4/5)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          13例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    7例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              4例
     おたふく風邪          1例
     百日咳             0例
     リンゴ病            0例
     手足口病            0例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      0例
     インフルエンザA        2例
     インフルエンザB         1例
     RSウイルス感染症       0例
     マイコプラズマ感染症      1例

・ インフルエンザの流行はほぼ終息しました。
・ 溶連菌感染症が流行中です。それほど症状の強くない子もいます。熱と喉の痛みがあって咳、鼻水がない時、熱がなくても怪しい発疹があるなど溶連菌が疑わしい時には積極的に検査をして確認すべきでしょう。
・ 水痘、おたふく風邪が出てきました。水痘はワクチンの接種率が上がれば流行はしなくなるでしょうが、おたふく風邪ワクチンは定期接種化までまだ時間が掛かりそうです。おたふく風邪は治療薬がなく、髄膜炎や難聴など合併症の多い疾患です。任意でも積極的に接種することをお勧めします。

当院の感染症動向(3/23~3/29)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  11例
     ロタウイルス性胃腸炎  1例
     その他のウイルス性胃腸炎  8例
     細菌性胃腸炎  1例
     水痘  1例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  1例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  5例
     インフルエンザB   3例
     RSウイルス感染症  0例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ インフルエンザはまだ弘前市周辺部で出ているようです。
・ 依然、溶連菌感染症が多く注意が必要です。溶連菌感染症の症状は発熱、咽頭痛です。イチゴ舌、発疹などは発症早期でははっきりしません。嘔吐で始まり胃腸炎と間違われることもあります。
・ ウイルス性胃腸炎はそれほど大きな流行にはなりそうにありません。

当院の感染症動向(3/16~3/22)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  5例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  3例
     細菌性胃腸炎  0例
     水痘  0例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  0例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  6例
     インフルエンザB   1例
     RSウイルス感染症  0例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ インフルエンザは郡部の一部の園、小学校で流行していますが、それも間もなく終息するでしょう。
・ やはり溶連菌感染症はコンスタントに出ています。
・ 水痘は減ってきました。このまま収まると良いですね。
・ 嘔吐下痢症はロタウイルス胃腸炎もいるようですが、やはり大きな流行にはなりません。ワクチンが普及してきたおかげでしょう。しかしロタウイルスワクチンの副反応として、腸重積が少なからずあるとの情報を得ました。ワクチン接種をされた赤ちゃんでその後、繰り返して嘔吐した場合は早めに受診してください。腸重積の症状後と一つに血便がありますが、血便が出てからでは遅いこともあり、早期に診断することが必要です。その症状は不機嫌と繰り返す嘔吐です。

当院の感染症動向(3/2~3/8)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  7例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  1例
     細菌性胃腸炎  0例
     水痘  2例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  0例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  3例
     インフルエンザB   0例
     RSウイルス感染症  1例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ A型インフルエンザの流行もほぼ終息し、外来は目立った感染症がなく閑散としています。しかしRSウイルスやライノ、ヒトメタニューモウイルスといったゼイゼイ、ヒューヒューと呼吸困難を伴う感染症が増えているようです。むしろインフルエンザよりこちらの方が要注意です。
・ 溶連菌感染症はコンスタントに出ています。
・ 水痘は減ってきたようです。

当院の感染症発生動向(2/23~3/1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  7例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  2例
     細菌性胃腸炎  1例
     水痘  3例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  0例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  11例
     インフルエンザB   2例
     RSウイルス感染症  1例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ A型インフルエンザの流行は着実に終息しつつあります。B型が出てきました。B型は例年通りだとこれから増えてくるのですが、津軽地域では昨年のB型が大流行したので、それほど大きな流行にはならないと踏んでいます。ただしB型にも2種類あります。どちらのB型かの情報はありませんが、B型のどのタイプかで流行しないとは言い切れません。
・ インフルエンザの流行が収まってくるとRSなどゼイゼイヒューヒューしてくるウイルス感染症が増えてきます。呼吸困難を伴うので乳児ではインフルエンザよりむしろやっかいな感染症です。
・ 以前、溶連菌感染症はコンスタントに出ています。
・ 水痘もまだチラホラと出ています。

当院の感染症発生動向(2/16~2/22)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  1例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  3例
     細菌性胃腸炎  0例
     水痘  8例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  1例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  19例
     インフルエンザB   0例
     RSウイルス感染症  例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ インフルエンザはいくつかの園、小学校で流行していますが、確実に終息へと向かっています。今年は流行が終わるのが早いですね。まだ流行が収まっていないところもあるので今しばらく要注意です。
・ 水痘がいくつかの保育園で流行しています。水痘のワクチンは2回接種が必要ですが、2回目は標準的には1回目の後6ヶ月後。しかし流行している様であれば1回目から3ヶ月あいていれば接種可能です。早めに接種した方が良いでしょう。