当院の感染症発生動向(8/1o~8/16)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 19例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・3例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病が大流行t中です。今年の手足口病は皮疹や口内炎などの症状が強い子が多いようです。罹ってしまった子は数日大変な思いをしていますが、皮疹が治ったとしてもしばらくは感染力gああ続きます。登園停止の措置で流行を防ぐことは出来ません。罹ってしまったら諦めてホームケアと、口の痛みが強い子はその痛みを和らげる治療で乗り切りましょう。
・ おたふく風邪と思われる子がリストともう一人います。二人とも首都圏から遊びに来ていた子達です。広まらないと良いですね。

当院の感染症動向(8/3~8/9)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 51例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 予想外の手足口病が大流行です。これだけ流行すると高熱や口内炎の症状の強い子も出てきます。中には舌に潰瘍が出来て、食事や水分摂取が困難になる子がいます。
・ ヘルパンギーナと診断される子もいますが、これも今流行している手足口病と同じウイルスだろうと想像しています。手足口病で皮疹の軽い子なのでしょう。ヘルパンギーナも手足口病と同じウイルス(コクサッキーウイルス及びエンテロウイルス)が原因なのです。

当院の感染症動向(7/27~8/2)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 26例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・2例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病が流行中です。手足口病の口内炎は比較的軽いことが多く、投薬無しで済むことが多いのですが、今年の手足口病は強い口内炎や潰瘍となった舌炎で口が痛くて物を食べられなくなる子が多いようです。痛みを少しでも和らげるようにと漢方薬の桔梗湯を処方しますが、全く痛みを消せるわけではありません。少しでも口当たりの良いものを摂らせて回復を待ちましょう。

当院の感染症動向(7/20~7/26)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 10例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 流行状況は先週と同様で、手足口病、溶連菌感染症の流行が続いていますが、嘔吐下痢症は減ってきました。
・ 手足口病が流行中ですが、どうも2種類同時に流行しているように思われます。手掌、足の裏の水疱が典型的なタイプと、皮疹は広範囲でも典型的な水疱にならないタイプとあるように思います。口内炎も沢山出る子とそうでない子とがいますが、それは個人差でしょう。どちらにしても今年の手足口病はそれほど症状は強くありません。おそらくコクサッキーウイルスと思われます。
・ 同じ手足口病でもエンテロウイルス71が流行すると症状の強いものが多く、脳炎などの合併症を起こす子がいると言われています。

当院の感染症動向(7/13~7/19)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 8例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 8例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・2例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 10例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 流行状況は先週と同様で、手足口病、嘔吐下痢症、溶連菌感染症の流行が続いています。
・ 早くもインフルエンザワクチンを話題にする季節になりました。これまでのインフルエンザワクチンはA型2種類、B型1種類の3価のワクチンでしたが、今シーズンからB型も2種類に増え、4価のワクチンとなります。これによりB型へのワクチンの有効率があがると思われます。詳しくは後日改めて解説します。

当院の感染症動向(7/6~7/12)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 9例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・1例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 4例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 12例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・2例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病、嘔吐下痢症、溶連菌感染症の流行は続いています。
・ アデノウイルス感染症が出てきました。アデノウイルス感染症では39℃以上の高熱が続きますが、熱の高さに比し、本人は元気なことが多いです。治療薬はありません。安静にして回復を待ちましょう。ただ、アデノウイルスに溶連菌を合併することがあります。その時は抗生剤の内服が必要です。

当院の感染症動向(6/29~7/5)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・1例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 6例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・2例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 10例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病はまだ流行中です。
・ りんご病が増えています。りんご病の発症は発疹が出る1,2週間前です。発疹が出た時には既に感染力がなく、元気なら登園、登校は可能です。ほとんどの子は合併症なく自然に治るのですが、貧血などの血液疾患があるとそれが悪化したり、妊婦さんが掛かると流産や胎児水腫などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。

当院の感染症発生動向(6/22~6/28)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 4例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 3例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・9例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病が流行しています。大部分は症状が軽く、治療の必要はないものですが、中には口内炎がひどく、何も食べられない子もいます。当院ではそういうときに漢方薬の桔梗湯を処方しています。それをお湯に溶いて温くしてから飲むと痛みは和らぎますよ。

当院の感染症動向(6/15~6/21)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・1例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 7例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・2例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・2例
     手足口病・・・・・・・・・・・・7例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ロタウイルス胃腸炎の流行している保育園もあるようです。上に載せたロタの子は急患診療所で診断された子でした。やはりロタの症状はかなり強く、嘔吐は頻回で2,3日続きました。ロタは大変ですね。
・ 手足口病は出ていますが、流行は今のところ小さいままです。
・ 水痘も出ていますが、予防接種を受けている子も増え、流行はごく一部に留まるでしょう。

当院の感染症動向(6/8~6/14)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
     ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
     その他のウイルス性胃腸炎・・・ 10例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・6例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・2例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 嘔吐下痢症がまた流行しています。経口補水液を準備しておきましょう。もし急で手元にない時には、ポカリスエット倍に薄め、500mlあたり塩小さじ1/3を加えると丁度良い経口補水液になります。
・ アデノウイルス感染症が流行している園もあるようです。
・ 感染症ではありませんが、喘息発作を起こす子が増えています。気候の変化や感染症が発作の引き金となることも多く、6月一杯は要注意です。

当院の感染症発生動向(6/1~6/7)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          14例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    1例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              2例
     おたふく風邪          0例
     百日咳             0例
     リンゴ病            0例
     手足口病            3例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      2例
     インフルエンザA        0例
     インフルエンザB         0例
     RSウイルス感染症       0例
     マイコプラズマ感染症      0例

・ 水痘の子が2人いましたが、ワクチンを1回接種済みの子で軽症でした。水痘ワクチンは1回だけの接種では半数が罹ってしまう可能性があります。2回接種すると罹らないで済む確率は9割まで上がります。それでも罹ることはありますが、とても軽くて済みます。予想通りワクチンを受ける子ども達が増え、水痘の数は激減しています。後、2、3年で保育園の子ども達は少なくとも1回は接種することになり、おそらくその頃には保育園での流行はほとんどなくなるでしょう。
・ アデノウイルス感染症が出ています。アデノは一年中で出ますが、夏は少し多いようです。

当院の感染症発生動向(5/25~5/31)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          9例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    5例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              0例
     おたふく風邪          0例
     百日咳             0例
     リンゴ病            0例
     手足口病            1例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      0例
     インフルエンザA        0例
     インフルエンザB         1例
     RSウイルス感染症       0例
     マイコプラズマ感染症      0例

・ 溶連菌感染症の流行は継続中です。溶連菌感染症はインフルエンザなどと違って、感染力は弱いのですが、一度罹っても繰り返し罹ることもあるので、だらだらと小流行が続くのでしょう。
・ また嘔吐下痢症が流行り始めました。症状は軽い子が多いようです。