当院の感染症動向(5/16~5/22)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・ 1例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 前にも書きましたが、水痘ワクチンの定期接種化が始まり、流行が拡大することはなくなりました。
・ アデノウイルス感染症が出ています。
・ ウイルス性の感染性胃腸炎も依然流行中です。
・ 溶連菌感染症は一年を通してコンスタントに出ています。

当院の感染症動向(5/9~5/15)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・8例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・2例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・1例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ある保育園で水痘が流行中です。水痘ワクチンが定期接種隣となり、2か接種した年少さんのクラスではほとんど流行しないのですが、1階しか接種していない、あるいは未接種の子が多い年長さんのクラスでは流行してしまいます。定期接種で2階接種した子達が大きくなる頃には水痘の流行はほとんどなくなるでしょう。
・ しかし大きい子達の手段ではまだこれからもしばらく水痘が流行する可能性はあります。
・ インフルエンザの流行はほとんど終息したようです。

当院の感染症動向(5/2~5/8)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・2例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・ 2例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ GW中も感染症の動向は同じでした。しかしGW明けにはインフルエンザの流行は終息すると予想しています。
・ おたふく風邪は少しずつ出ていますが、予防接種を受ける子が増えてきたのか流行が拡大する様子はありません。しかしおたふく風邪は一旦患者が出るとだらだらと続くことが多いので、罹ってしまう前に予防接種をお勧めします。
・ この後、感染症は春から夏へと替わってくるでしょう。そろそろ手足口病やヘルパンギーナの季節です。

当院の感染症動向(4/25~5/1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・9例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・ 4例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ニュースではまだインフルエンザの流行が続いていると出ていましたが、津軽地域の流行はほぼ終息してきました。GW明けには流行は終わるものと思われます。
・ 高熱が続く、ウイルス感染症と思われる風邪多く出ています。先日、熱が続きゼイゼイしてきた子を国立弘前病院に紹介したところ、ヒトメタニューモウイルスの反応が陽性に出たと報告がありました。熱の長引く風邪の一因かも知れません。

当院の感染症動向(4/18~4/25)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・ 10例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ インフルエンザの流行はようやく終息しつつあるようです。A型はほとんどいなくなりました。B型はまだ出てはいますが、症状も軽い子が多いです。ただB型に関して、診断キットの感度はA型程高くないようで、時間をおいて検査しても反応が出ない子もいるようです。しかし検査に振り回されることは良くありません。大切なのはその子の症状です。

当院の感染症動向(4/11~4/17)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・8例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・4例
     インフルエンザB・・・・・・・ 17例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ インフルエンザの流行は一直線に終息すると思いきや、ここへ来て再びB型のインフルエンザが流行してきました。しかしそれも間もなく終息するでしょう。B型のインフルエンザはこの学校、この保育園といったふうに局地的に流行することが多いです。
・ 大部分は軽症なので罹ってもそれほど心配する必要はないでしょう。
・ インフルエンザに隠れて時々溶連菌もいるので強い喉の痛みと発熱は要注意です。
・ ウイルス性胃腸炎が増えています。症状は軽いです。
・ おたふく風邪も時々います。おたふく風邪が多いのは春先、これから増えてこないか要注意です。

当院の感染症動向(4/4~4/10)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 4例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・5例
     インフルエンザB・・・・・・・・8例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ インフルエンザの患者数は急速に減少してきました。幾つかの保育園でまだ流行していると聞きましたが、それもそろそろ終息に向かうでしょう。
・ 今年のインフルエンザの流行は他の地域では大きな流行だったそうですが、少なくとも弘前周辺ではその規模は小さく、A型B型両方とも軽症者が多かった印象です。ただ喘息などゼイゼイしやすい子どもではA型のインフルエンザで、呼吸困難が悪化し、入院が必要となる子が何人か出てしまいました。大半は軽症だが、入院が必要となる数は例年より多かったようです。

当院の感染症動向(3/28~4/3)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・5例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・6例
     インフルエンザB・・・・・・・16例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 予想通りインフルエンザの流行は終息に向かいつつあります。もう2、3週で激減すると予想しています。
・ 溶連菌感染症はコンスタントに出ています。インフルエンザは見逃しても安静にしていれば治りますが、溶連菌は見逃すわけにはいきません。発熱、咽頭痛、悪寒などがあり咳鼻などの症状がないときは先ずは溶連菌を疑います。
・ ウイルス性胃腸炎が出ています。季節により原因となるウイルスは異なりますが、一年を通じて注意が必要でしょう。

当院の感染症動向(3/21~3/27)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 10例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・ 2例
     インフルエンザB・・・・・・・ 21例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ B型のインフルエンザの流行は続いていますが、やはりピークは過ぎたようです。小学校も春休みに入り、流行は直に収まるでしょう。
・ 時々、おたふく風邪の子が来ます。それほど増えてはいませんが、要注意です。しかしおたふく風邪は耳下腺が腫れただけではそれと診断できません。特に流行がない時期のおたふく風邪は診断が困難です。確定診断には血液検査が必要です。

当院の感染症動向(3/14~3/20)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・ 4例
     インフルエンザB・・・・・・・ 29例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ B型のインフルエンザの流行が更に拡大していますが、そろそろピークでしょうか。ある程度の患者が出ると流行は収まります。罹る可能性のある人(つまり免疫を持たない人)が大方罹ってしまうと自然と流行は収まるのです。当然と言えば当然のことです。
厳しく登園登校停止にしても流行るものは流行り、そのうちに流行は収まります。
・ ウイルス性胃腸炎も流行ってきました。感染力の強さからノロを疑っています。嘔吐ではなく、発熱、腹痛を主訴とする子も多いようです。

当院の感染症動向(3/7~3/13)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・9例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・2例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・ 17例
     インフルエンザB・・・・・・・ 16例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ B型のインフルエンザの流行が拡大してきました。前回津軽でB型のインフルエンザが流行したのは一昨年でした。昨年はほとんどいませんでしたが、現在、学級閉鎖になっている所もあります。
・ 今年のインフルエンザワクチンは2種類のB型のインフルエンザワクチンが含まれています。その所為か症状は軽いようです。B型のインフルエンザにはタミフルなどの抗インフルエンザ薬はあまり有効ではありません。当院では漢方薬で治療しています。

・ 本当は3月の最初の週ですが、今週判明した細菌性腸炎を2名のせました。実は2人ともキャンピロバクターによる外食での集団食中毒です。症状は軽く、無糖薬で症状は改善しました。子ども達だけの焼き肉は少し危ないようです。子ども達だけで焼き肉屋へ行かせるときは感染予防をしっかり教える必要がありそうです。

当院の感染症動向(2/29~3/6)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 4例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・ 17例
     インフルエンザB・・・・・・・・2例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 案の定、インフルエンザの流行はピークを過ぎたものの、そのまま一直線に終息という分けにはいかないようです。今週のインフルエンザの患者数は先週より少し多かったです。インフルエンザの流行はおそらくこのままだらだらと続くと予想しています。
・ おそらくノロと思われる感染性胃腸炎が増えてきました。吐き気は半日くらいで治まります。その間、脱水にならないよう経口補水療法でホームケアをしましょう。
・ おたふく風邪の子が1人出ています。同じクラスの子から移ったようです。おたふく風邪は治療薬がなく、髄膜炎や難聴などの合併症の多い感染症です。流行しやすい季節は春から夏。ワクチンが有効です。流行が本格化する前に予防接種を受けましょう。接種年齢は1歳なったら直ぐと、5?6歳時の2回(年長さんのⅡ期のMRワクチンと同時)接種をお勧めしています。学童以上、あるいは成人でも接種可能です。