2016年01月12日
当院の感染症発生動向(1/4~1/10)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・2例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 当院ではインフルエンザはでていませんが、市内でそろそろ出始めました。新学期が始まると流行してくるでしょう。
・ RS、ノロの流行は下火になりました。
・ 溶連菌感染症は引き続き注意が必要です。
・ 水痘はもう大きな流行になることはなさそうですが、お祖母ちゃんの帯状疱疹(つづらご)から水痘が移ってしまった子がいました。0歳児でまだ予防接種できない年齢でした。これからもこのようなケースはあり得るは思われます。
2015年12月23日
当院の感染症動向(12/14~12/20)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 6例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 11例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・5例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・2例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 幾つかの保育園で水痘が出ています。予防接種を受けていない子や1回しか受けていない子が多い保育園では流行します。流行すると予防接種を2回受けている子でも10?20%位は発症していまいます。しかしほとんどが軽症で治療薬は必要ありません。
・ 溶連菌やウイルス性胃腸炎、RSウイルス感染症も依然流行しています。
2015年12月14日
当院の感染症発生動向(12/7~12/13)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 6例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 7例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・3例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 熱が続き、咳の強い子ども達を、調べると肺炎クラミジアが多く出ています。これは性感染症ではなく、咳で移り、肺炎を起こしてくるクラミジア菌です。無治療でも治りますが、高熱が続き咳が苦しいときは治療しています。治療薬はクラリスが第一選択となります。
・ 弘前市内でもインフルエンザが出ているようです。先週の報告でA型が6例。おそらく旅行先で感染したのでしょう。
・ 今年の流行の始まりはかなり遅いようです。しばらくA香港型が流行したので、AH1pdm09(2009年に流行した新型インフルエンザ)がまだ免疫を持たない幼児に流行するかも知れません。AH1pdm09は特に喘息の子ども達で呼吸不全を起こすことが多かったので要注意です。
2015年12月07日
当院の感染症発生動向(11/30~12/6)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
その他のウイルス性胃腸炎・・・ 12例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・2例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・3例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ RSウイルスの流行は続いています。おそらく流行はインフルエンザの流行が本格化するまで続くでしょう。
・ 嘔吐下痢症の流行も続いていますが、症状は軽いです。
・ 水痘はやはり大きな流行にはなりませんが、散発的に出てきます。潜伏期間が2、3週間なので一つの保育園からその周期で出ています。
2015年11月30日
当院の感染症発生動向(11/23~11/29)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
その他のウイルス性胃腸炎・・・ 6例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・1例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ RSウイルスの流行は続いています。疑われても全てを検査している分けではないので上の表には載せていませんが、患者数はかなり多いと思われます。
・ おそらくノロと思われる嘔吐下痢症は依然流行中です。ニュースにもなっていましたが、今年は遺伝子が変異して更に流行が拡大しているそうです。インフルエンザと同じようにノロも繰り返して罹ることがあります。
・ もしRSとノロのワクチンが出来ると小児科医はかなり楽になりますが、それは困難のようです。
2015年11月23日
当院の感染症発生動向(11/16~11/22)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
その他のウイルス性胃腸炎・・・ 5例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・3例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ RSウイルス、嘔吐下痢症は出ていますが、表に上がるような目立った感染症はありませんでした。しかし普通の風邪引きさんは多いです。
・ 夜の発熱が続く風邪が出ています。中には肺炎を合併する子もいます。一般状態が良好でも発熱が4,5日以上続く場合は要注意です。
2015年11月17日
当院の感染症発生動向(11/9~11/15)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 6例
ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
その他のウイルス性胃腸炎・・・ 12例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・4例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 1例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・3例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 板柳の保育園で水痘が流行していると先週出しましたが、その後、市内の複数の保育園、幼稚園でも水痘が出てきました。罹患した子はワクチンの接種が1回だけの子か未接種の子です。現在、水痘ワクチンの接種率は結構高いので、流行の拡大はないものと予想しています。
・ 嘔吐下痢症が増えてきました。今後、更に増えるでしょう。嘔吐だけで下痢しない子も少なくありません。吐き気のある時期は上手に水分を摂らせて回復を待ちましょう。
・ RSウイルス、溶連菌感染症の流行は続いています。
2015年11月10日
当院の感染症発生動向(11/2~11/8)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
その他のウイルス性胃腸炎・・・ 4例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 1例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・4例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 板柳の保育園で水痘が流行しているそうです。おそらくワクチンの接種率が低いのではないでしょうか。今、弘前では水痘はほとんど流行しなくなりました。そのうち水痘をみたことのない若い医者が出てくるでしょうね。
・ 溶連菌がまた増えてきました。
・ RSウイルスは依然流行中です。しばらくはゼイゼイする風邪には気を抜けません。
2015年11月04日
当院の感染症動向(10/26~11/1)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
その他のウイルス性胃腸炎・・・ 2例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
手足口病・・・・・・・・・・・ 6例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・4例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 流石に手足口病の流行はほぼ終息したようです。それにしても今年の流行は特異的でした。
・ 嘔吐下痢症が目立ってきました。感染力の強さからはノロを疑いますが、症状は軽いです。
・ RSウイルスが流行中です。この流行は例年、インフルエンザの流行が本格的になるまで続きます。
・ 水痘はもうずっと出ていません。おそらくこのまま流行することなく、稀な感染症になって行くのでしょう。予防接種の効果を実感します。これまでは水痘のワクチンの2回目の接種は1回目から3ヶ月後から可能と説明していましたが、最近はその説明を省き、半年後に受けましょうとお話ししています。3ヶ月で受けるよりも半年の方がワクチンの効果が良くなります。
2015年10月12日
当院の感染症動向(10/5~10/11)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
その他のウイルス性胃腸炎・・・ 3例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 7例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・1例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ RSウイルス感染症はほぼ全ての子どもが2歳までに1回は罹ると言われています。しかも1回の罹患ではしっかりと免疫が出来ず、繰り返して罹ります。何回か罹ると免疫が出来て罹らないか罹っても軽く済むので、4,5歳の子ではただの鼻風邪で終わることも多くあります。しかし1歳以下の子が罹るとゼイゼイと喘息のような呼吸困難を起こし、入院治療が必要となることも少なくありません。3ヶ月未満の乳児では命に関わるほど重症化することもあります。
・ RSウイルスの流行するインフルエンザの流行時期を挟んで季節は秋と春。保育園の運営上、難しいことは分かりますが、この季節、保育園などではただの風邪でも乳児と幼児とを一緒の部屋にすることは避けていただけると良いのですが・・・。
2015年10月04日
当院の感染症動向(9/27~10/4)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 4例
ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
その他のウイルス性胃腸炎・・・ 6例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 8例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ RSウイルスは表には出ていませんが、これは検査していないだけです。おそらく既に蔓延していると思われます。
・ 嘔吐下痢症がまた出てきました。この季節になると次第に増えるのがノロウイルスです。上の表にあげた子ども達はまだ症状が軽くノロの可能性は低いと思われますが、中には感染力が強くノロが疑われる例もありました。ただノロかどうかの検査していません。RSと同じようにノロが出ようが出まいが治療、対応は同じなので。
2015年09月30日
当院の感染症動向(9/21~9/27)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 0例
ロタウイルス性胃腸炎・・・・・・0例
その他のウイルス性胃腸炎・・・ 0例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・2例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
手足口病・・・・・・・・・・・ 7例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
RSウイルス感染症・・・・・・・2例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 手足口病はほぼ終息しました。まだ所々でくすぶっていますが、それも間もなく終わるでしょう。
・ 先週書いたようにゼイゼイする風邪やそれに伴う喘息発作のお子さんが一気に増えてきました。呼吸困難が強く、中には入院治療が必要な子も少なくありません。咳が強く苦しそうなときは、咳の性質、胸の動き、顔色などを注意深く観察して下さい。重症度を判断するとき、呼吸困難は発熱よりも重要です。