当院の感染症発生動向(4/6~4/12)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          4例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    2例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              0例
     おたふく風邪          0例
     百日咳             0例
     リンゴ病            0例
     手足口病            0例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      0例
     インフルエンザA        5例
     インフルエンザB         1例
     RSウイルス感染症       1例
     マイコプラズマ感染症      0例

・ インフルエンザはまだ2、3の保育園で流行していますが、まもなく終息するでしょう。
・ 溶連菌感染症が依然多いようです。
・ RSやヒトメタニューモウイルスなどのゼイゼイしてくるウイルス感染症が流行しています。
・ 感染性胃腸炎も出ていますが、症状は軽微です。南の方の県でロタウイルスが流行しているとの情報がありました。ワクチンをやっていても罹っているようですが、やはり接種してある子の症状は軽いようです。

当院の感染症動向(3/30~4/5)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症          13例
     ロタウイルス性胃腸炎      0例
     その他のウイルス性胃腸炎    7例
     細菌性胃腸炎          0例
     水痘              4例
     おたふく風邪          1例
     百日咳             0例
     リンゴ病            0例
     手足口病            0例
     ヘルパンギーナ         0例
     アデノウイルス感染症      0例
     インフルエンザA        2例
     インフルエンザB         1例
     RSウイルス感染症       0例
     マイコプラズマ感染症      1例

・ インフルエンザの流行はほぼ終息しました。
・ 溶連菌感染症が流行中です。それほど症状の強くない子もいます。熱と喉の痛みがあって咳、鼻水がない時、熱がなくても怪しい発疹があるなど溶連菌が疑わしい時には積極的に検査をして確認すべきでしょう。
・ 水痘、おたふく風邪が出てきました。水痘はワクチンの接種率が上がれば流行はしなくなるでしょうが、おたふく風邪ワクチンは定期接種化までまだ時間が掛かりそうです。おたふく風邪は治療薬がなく、髄膜炎や難聴など合併症の多い疾患です。任意でも積極的に接種することをお勧めします。

当院の感染症動向(3/23~3/29)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  11例
     ロタウイルス性胃腸炎  1例
     その他のウイルス性胃腸炎  8例
     細菌性胃腸炎  1例
     水痘  1例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  1例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  5例
     インフルエンザB   3例
     RSウイルス感染症  0例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ インフルエンザはまだ弘前市周辺部で出ているようです。
・ 依然、溶連菌感染症が多く注意が必要です。溶連菌感染症の症状は発熱、咽頭痛です。イチゴ舌、発疹などは発症早期でははっきりしません。嘔吐で始まり胃腸炎と間違われることもあります。
・ ウイルス性胃腸炎はそれほど大きな流行にはなりそうにありません。

当院の感染症動向(3/16~3/22)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  5例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  3例
     細菌性胃腸炎  0例
     水痘  0例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  0例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  6例
     インフルエンザB   1例
     RSウイルス感染症  0例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ インフルエンザは郡部の一部の園、小学校で流行していますが、それも間もなく終息するでしょう。
・ やはり溶連菌感染症はコンスタントに出ています。
・ 水痘は減ってきました。このまま収まると良いですね。
・ 嘔吐下痢症はロタウイルス胃腸炎もいるようですが、やはり大きな流行にはなりません。ワクチンが普及してきたおかげでしょう。しかしロタウイルスワクチンの副反応として、腸重積が少なからずあるとの情報を得ました。ワクチン接種をされた赤ちゃんでその後、繰り返して嘔吐した場合は早めに受診してください。腸重積の症状後と一つに血便がありますが、血便が出てからでは遅いこともあり、早期に診断することが必要です。その症状は不機嫌と繰り返す嘔吐です。

当院の感染症動向(3/2~3/8)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  7例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  1例
     細菌性胃腸炎  0例
     水痘  2例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  0例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  3例
     インフルエンザB   0例
     RSウイルス感染症  1例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ A型インフルエンザの流行もほぼ終息し、外来は目立った感染症がなく閑散としています。しかしRSウイルスやライノ、ヒトメタニューモウイルスといったゼイゼイ、ヒューヒューと呼吸困難を伴う感染症が増えているようです。むしろインフルエンザよりこちらの方が要注意です。
・ 溶連菌感染症はコンスタントに出ています。
・ 水痘は減ってきたようです。

当院の感染症発生動向(2/23~3/1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  7例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  2例
     細菌性胃腸炎  1例
     水痘  3例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  0例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  11例
     インフルエンザB   2例
     RSウイルス感染症  1例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ A型インフルエンザの流行は着実に終息しつつあります。B型が出てきました。B型は例年通りだとこれから増えてくるのですが、津軽地域では昨年のB型が大流行したので、それほど大きな流行にはならないと踏んでいます。ただしB型にも2種類あります。どちらのB型かの情報はありませんが、B型のどのタイプかで流行しないとは言い切れません。
・ インフルエンザの流行が収まってくるとRSなどゼイゼイヒューヒューしてくるウイルス感染症が増えてきます。呼吸困難を伴うので乳児ではインフルエンザよりむしろやっかいな感染症です。
・ 以前、溶連菌感染症はコンスタントに出ています。
・ 水痘もまだチラホラと出ています。

当院の感染症発生動向(2/16~2/22)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  1例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  3例
     細菌性胃腸炎  0例
     水痘  8例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  1例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  19例
     インフルエンザB   0例
     RSウイルス感染症  例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ インフルエンザはいくつかの園、小学校で流行していますが、確実に終息へと向かっています。今年は流行が終わるのが早いですね。まだ流行が収まっていないところもあるので今しばらく要注意です。
・ 水痘がいくつかの保育園で流行しています。水痘のワクチンは2回接種が必要ですが、2回目は標準的には1回目の後6ヶ月後。しかし流行している様であれば1回目から3ヶ月あいていれば接種可能です。早めに接種した方が良いでしょう。

当院の感染症動向(2/9~2/15)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  6例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  0例
     細菌性胃腸炎  1例
     水痘  0例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  0例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  28例
     インフルエンザB  1例
     RSウイルス感染症  例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ B型のインフルエンザが流行しているとの情報が患者さんからありましたが、確認できていません。
・ A型のインフルエンザは流行を免れていた園が今になって流行しているところもあるようです。
・ 細菌性腸炎はキャンピロバクタ腸炎です。市内のある焼き肉屋さんは比較的値段が安いので、子ども達だけで合宿の打ち上げに使ったりとかするようです。その時に十分加熱していなかったり、生肉をつかんだお箸で焼けた肉を食べたりするのでしょう。焼き肉で注意しなければならないことを子ども達にもよく教えてあげましょうね。

当院の感染症動向(2/2~2/8)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  5例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  0例
     細菌性胃腸炎  0例
     水痘  0例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  0例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  3例
     インフルエンザA  44例
     インフルエンザB  1例
     RSウイルス感染症  1例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ 予想より早くインフルエンザの患者数は減少してきました。このまま終息すると良いですね。B型の子が一人いましたが、B型のインフルエンザは昨シーズンかなり流行したので、今年はあまり流行らないだろうと予想しています。
・ 溶連菌感染症はコンスタントに出ています。インフルエンザと合併することもあり要注意です。強い喉の痛み、インフルエンザの治療があまり効いていないなどの時は疑う必要があります。

当院の感染症動向(1/26~2/1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  3例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  0例
     細菌性胃腸炎  0例
     水痘  0例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  1例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  0例
     インフルエンザA  77例
     インフルエンザB  0例
     RSウイルス感染症  0例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ インフルエンザの流行はおそらく今週?来週がピークとなるでしょう。今年のインフルエンザ、A香港型だそうですが、軽症の子が多いようです。特に予防接種をしてある子はとても軽い子が多いようです。微熱あるいは熱がなくても反応が陽性にでることもあって、学校の方では少しの鼻水や咳でも休むよう指示しているところもあるようです。しかし軽いインフルエンザは特にインフルエンザの治療が必要なわけではありません。風邪と同じ対応で良い様に思うのですが、そう思うのは僕だけでしょうか?
・ 熱が出たからといって全てがインフルエンザという訳ではなく、その診断には迅速試験が用いられますが、お子様の状態が悪くなければ発熱後、早くても6時間ほどしてからの受診をお勧めします。発熱して直ぐには反応が出ません。何度も検査されては子どもも大変、医療費も嵩むだけです。

当院の感染症動向(1/19~1/25)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  4例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  4例
     細菌性胃腸炎  1例
     水痘  1例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  0例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  3例
     インフルエンザA  47例
     インフルエンザB  0例
     RSウイルス感染症  1例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ インフルエンザの流行中です。先週も書きましたが、インフルエンザの流行期であれば尚更、その他の疾病を見落とさないことが必要です。熱が出たからと言って全てインフルエンザというわけではありません。アデノ、RSなどの熱が続く感染症も出ています。特に溶連菌感染症は治療しないでいると合併症を来す可能性もあり、見逃してはなりません。

当院の感染症動向(1/12~1/18)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症  1例
     ロタウイルス性胃腸炎  0例
     その他のウイルス性胃腸炎  0例
     細菌性胃腸炎  0例
     水痘  0例
     おたふく風邪  0例
     百日咳  0例
     リンゴ病  0例
     手足口病  0例
     ヘルパンギーナ  0例
     アデノウイルス感染症  1例
     インフルエンザA  38例
     インフルエンザB  0例
     RSウイルス感染症  2例
     マイコプラズマ感染症  0例

・ インフルエンザの流行は警報レベルに達しました。しかしインフルエンザというだけで全例、抗インフルエンザ薬が必要な訳ではありません。軽症例では対症療法と安静にするだけで治ります。抗インフルエンザ薬か否か、それを見極めることが大切であると考えています。
・ インフルエンザの流行期であれば尚更、その他の疾病を見落とさないことが必要です。