当院の感染症発生動向(R6.6.3〜6.8)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・5例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・2例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・1例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・上の表には出していませんが、RSウイルス感染症が流行っています。表に出さないのは小さい子で発熱、喘鳴がある場合、RSウイルスとヒトメタニューモウイルスの検査をしますが、大きい子では喘鳴を来すことは少なく、普通の風邪症状だけのことが多いのです。従って数字をあげてもそれが流行の指標にはならないのではないかと思っているからです。ただそれは新型コロナウイルス感染症も同じことで、検査数が少なくなっている現在では数を報告するのはかえって注意喚起の妨げになるのではないかという気もします。
  • ・公的な感染症発生動向も一般医療機関からの報告の集計ですから、それを評価するときも、そういったことを考慮する必要があるでしょう。

当院の感染症発生動向(R6.5.27〜6.1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 14例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・ウイルス性胃腸炎が増えています。症状は軽いことが多いようです。ロタが出ているという話しが聞こえてきますが、ロタはほとんどの子が予防接種を受けているので、罹っても軽症のことが多いでしょう。予防接種の無かった頃は激しい下痢と嘔吐で、重症の脱水を起こすこともある厄介な胃腸炎でした。今は重症化する事はほとんどなく、ロタであろうとなかろうと治療、対応は同じなので、当院では敢えて検査することはしていませんでした。

当院の感染症発生動向(R6.5.20〜5.25)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・ 13例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・2例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・2例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・近隣の市町村のある小学校で、水痘で学級閉鎖になったと言う話しを聞きました。同じ学校から当院にも受診がありました。予防接種を2回接種することで免疫が出来て、保育園で水痘が流行することはほとんどなくなりました。しかし小学生になると免疫が低下するのでしょうか。当院を受診した子も二人とも2回の予防接種をやってありました。なかなか根絶するのは困難なようです。
  • 2例の内、1例は軽症でしたが、もう1例は発熱もあり、抗ウイルス薬を投与しました。水痘は自然にも治りますが、小学生以上では重症化する事もあり、積極的に抗ウイルス薬を投与することにしています。
  • 2週続けて病原性大腸菌による細菌性胃腸炎の子がいました。これから暖かくなる季節、食べ物の管理には十分注意しましょう

当院の感染症発生動向(R6.5.13〜5.18)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・8例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・3例

  • ・案の定、コロナの患者は出ていますが、どの子も軽症です。積極的には調べていませんが、ご希望であれば検査しますのでスタッフにお声がけください。

  • ・表にはあげていませんが、RSウイルス感染症が増えています。乳幼児では重症化することもあるので注意が必要です。

  • ・一旦、減少したと思われた溶連菌感染症がまた増えています。溶連菌感染症は1度罹ればもう罹らないというわけではなく、何度でも繰り返し罹る子がいます。罹りやすい子と、そうでない子がいるようです。その違いはよく分かりません。繰り返し罹ったとしても、腎炎やリウマチ熱の合併を防ぐため、その都度、抗菌剤で治療が必要です。コロナとは違い、疑わしいときには積極的に検査しています。

当院の感染症発生動向(R6.5.7〜5.11)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・7例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・1例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・感染症は随分と減少してきました。風邪引きさんも減り、外来は落ち着いてきました。

  • ・コロナの患者数は0ですが、おそらく細々とはいるはずです。発熱の子、全てを調べてはいないので表には出ていないだけです。しかし症状も軽微で子どもは治療薬もなく、敢えて調べることはしていません。ご希望であれば、検査しますのでスタッフにお声がけください。

当院の感染症発生動向(R6.4.30〜5.2)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・9例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・4例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・1例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・GWの合間の3日間だけの集計です。

  • ・ウイルス性胃腸炎が増えています。症状は嘔吐と下痢ですが、ニュースで岩手県のサポウイルスによる弁当からの集団食中毒が出ていました。ウイルス性胃腸炎を起こすのはノロとロタだけではありません。サポ、アデノ、アストロウイルスなど色々です。どれも治療薬はなく対症療法だけです。以前は小児ではロタウイルスの胃腸炎が問題でしたが、今は予防接種のお陰でほとんど話題に上らなくなりました。治療、対応はどのウイルス性胃腸炎も全て同じです。脱水を起こさないように経口補水液で急性期を乗り切り、あとは下痢が治まるのを待つだけです。下痢が長引く場合は当院では整腸剤に漢方薬を追加することが多いです。

  • ・アデノウイルス感染症もコンスタントに出ています。

当院の感染症発生動向(R6.4.22〜4.27)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・ 13例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 12例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・インフルエンザの流行はほぼ終息したようです。新型コロナウイルス感染症も出ませんでしたが、検査数が減っているのでおそらく見逃しもあるでしょう。しかし見逃し例があるとしても確実に減少しています。インフルエンザは治療薬がありますが、コロナは治療薬はありません。症状が軽ければ敢えて調べる必要も無いのではないでしょうか。

  • ・マイコプラズマの例は1ヶ月程前に下の子をマイコプラズマ肺炎と診断し、その後、父母に次々感染し、最後に兄に感染したものです。マイコプラズマの潜伏期間は2週間ほどで、2週間間隔で次々と家族内感染することがあります。熱が続いたり、夜間の咳き込みがありますが、肺炎を合併しても重症化する事は稀です。多くは経口の抗菌剤で治ります。もっとも時間は掛かりますが自然治癒する感染症です。

当院の感染症発生動向(R6.4.15〜4.18)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・9例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・6例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • IgA血管炎という病気があります。主に下肢の出血斑と関節痛、腹痛を主訴とする病気ですが、溶連菌感染症が引き金となっておこることが知られています。溶連菌感染症の大流行で、IgA血管炎も増えています。多くは予後良好ですが、腎炎を合併することがあります。腎炎も多くは軽症例が多いのですが、稀には重症化することもあり注意が必要です。溶連菌感染症の後、激しい腹痛や足に少し盛り上がった赤い発疹(出血斑)に気付いたときは受診してください。

当院の感染症発生動向(R6.4.8〜4.13)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・ 16例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・3例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・インフルエンザの患者数は更に減少してきました。このまま終息して行くと予想しています。

  • ・新型コロナは今週は出ませんでした。しかし普通の風邪ウイルスの一つとして市中に広がっている可能性はあります。積極的に検査することが少なくなり、それで出ていないだけかも知れません。それはそれで良いのかも知れないと考えています。

  • ・溶連菌感染症は一向に終息の兆しが見えません。心配なのは抗菌剤が不足していることです。薬局に手を尽くして貰い、何とか処方しています。こんな事態になったのは誰の責任?とつい不平を言いたくなります。やはり日本という国は目先の利益ばかりに目を奪われ、危機管理が出来ていないように思わざるを得ません。

当院の感染症発生動向(R6.4.1〜4.6)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・ 10例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・9例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・7例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・8例

  • ・インフルエンザの流行は終息に向かっているようです

  • ・ウイルス性胃腸炎が増加傾向にあります。

  • ・新型コロナウイルス感染症はやはり出ています。風邪ウイルスの一つとして市中に広く分布しているのでしょう。今後、普通の風邪のウイルスとして、どのような季節性を持つのか興味のあるところです。

  • ・溶連菌感染症はコンスタントに出ています。膿痂疹の原因菌は黄色ブドウ球菌のことが多いのですが、最近、溶連菌が検出されることが少なくありません。溶連菌による皮膚感染症が腎炎やリウマチ熱などの合併症を起こすリスクは不明ですが、念のため普段は必要の無い経口抗菌剤も併用することにしていました。

当院の感染症発生動向(R6.3.25〜3.30)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・ 14例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・ 17例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・コロナ、インフルエンザ、溶連菌、それぞれ減少してきました。外来の患者数も落ち着いてきました。

  • ・「院長のひとこと」にも書きましたが、新型コロナウイルス感染症は多くの人が感染したかあるいは予防接種を受けたかで免疫が出来ています。新型コロナウイルスそのものの病原性も軽くなっています。これらを鑑み、国は4月から発熱外来を終了します。それを受けて当院では4月1日から水痘やおたふくなどを除き、全ての風邪による発熱患者を同じ診察室で診ることにします。

但し、引き続きオゾンによる空間除菌は継続しますし、また予約制にすることなどで、待合室が密になることを避けることなどの施設内感染を防止する対策を取って行きます。ご理解のほどお願いいたします。

当院の感染症発生動向(R6.3.18〜3.23)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・ 12例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・ 32例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

     新型コロナウイルス感染症・・・・3例

  • ・B型インフルエンザの流行は峠を越したのでしょうか。やや減少してきました。新型コロナウイルス感染症も減少しています。換わりに手足口病などの夏風邪やおたふく風邪など他の感染症が増えるのではないかと危惧しています。