皆さん、フォートナイトというゲームをご存じでしたか?小学生以上のお子さんをお持ちの方ならよく知っているでしょう。無料でダウンロード出来る対戦ゲームです。本当は15歳以上が対象だそうですが、小学生の間で大流行しています。自分はゲームに疎くて、良いとも悪いとも言えないので少しネットで検索してみました。
ゲーム自体は残虐なシーンなどなく、オンラインで友だちと繋がり、マイクで会話しながら楽しめるようで、それは良いのかなとは思うのですが、色々と問題も起きているようです。
一つは課金の問題。フォートナイトは無料のゲームですが、自分のキャラクターを飾るための“スキン”に課金し、その課金がかなりの金額になることもあるようです。
もう一つはこのゲームの中毒性が問題視されていました。ゲームにはまって止めることが出来なくなる子も多いようです。実際にこのコロナ禍での休校期間中にかなりの長時間ゲームをやり続けた子ども達が多かったようです。必然的に勉強する時間が短くなり成績が低下している子もいるようです。
さて、自分が心配しているのはもう一つ、子どもの心の発達に与える影響についてです。このような対戦型のゲームで、しかも他のメンバーと繋がることで興奮度は高まり、子ども達は大声で叫びながらゲームに没頭します。反射的に倒すターゲットを判断し攻撃する。子どもの衝動性が強くなるのではないかと心配しています。実際に学校の再開後、学校で子どもの衝動性多動性が強くなったという例もありました。
長時間のゲームで進学率が低下するという報告が多くありました。しかし一方、ゲームをやっていた方が集中力や論理的思考力、発想力が上がるなんて報告もあるようです。検索すると様々なゲームの種類とそれが与える影響について検討したレポートもありました。しかしゲーム時間が長時間に及び、寝る間や食事の間も惜しんでゲームをやり続けるとなるとやはりそれは依存症と言って良いでしょう。当然、様々な負の影響が表れます。
今の世の中、様々なIT機器で溢れています。そして我々はそのIT機器の恩恵にあずかっています。そんな世の中で子ども達に全くゲームをやらせないというのは不可能に近いでしょう。大切なことは子どもにゲームをやりたいと言われたとき、簡単に許可する前に、まず最初に子どもと話し合い、ルールをしっかり作ることだと思います。そしてそのルールにはペナルティが必要です。例えばルールを守らず時間オーバーしたときは翌日はゲーム禁止。1週間で2回目のルール違反には次の1週間ゲーム禁止というように段階的にペナルティを設けるのが望ましいでしょう。
昔自分は子どもがテレビゲームの没頭して止められなくなったとき、カッとしてゲーム機のコードをハサミで切ってしまいました。今から思えば賢い解決法ではなかったなと反省しています (v_v)。