シャーデンフロイデとは心理学で他人の不幸を喜ぶ感情のことを言うそうです。妬みや恥、罪悪感などと一緒に社会的感情といって人間だけが持つ高次の感情です。日曜日、心理学の勉強をしていましたが、そんなネガティブな感情を研究している人もいるんだと感心しました。シャーデンフロイデが働く脳の場所は報酬系の回路と同じ場所だそうです。そうだとすれば、その感情をなくすことは困難でしょう。道徳的にはネガティブな感情ですが、本能的な感情なのかも知れませんね。
さて、勉強会のメインテーマは共感性でしたが、共感とはもちろん他者の気持ちを共有することを言います。共感力で検索すると「共感する力」「子どもの共感力を育てる」「魔法の共感力レッスン」などなど沢山の書籍が世に出ています。共感することでコミュニケーションが円滑になり、周囲との良好な関係性を築くことが出来るので共感力は人が社会の中で生きている必須の能力なのでしょう。
おそらく子どもの共感性の始まりは親子が繋がることからスタートするのでしょう。父母と同じ感情、感覚を共有するところから他者に共感する力が生まれるのだと思います。氷を一緒に触って冷たいと感じたり、スープを一緒に飲んで美味しいねと微笑みあったり、その積み重ねが共感力の始まりだと考えています。
今週の写真はライオン岩から見た久渡寺山です。実は自分は弘前に来て40年以上になりますが、久渡寺山に登ったのは初めてでした。軽いハイキングのつもりで登り始めたのですが、「サバイバルの路」と名付けられたコースのあまりの急登に息が上がりました。
久渡寺山、恐るべし (^_^;
弘前市街地も見えていたのですが、霞んでいて写真には撮れませんでした。
山の下部は植樹された杉林でしたが、上部は豊かなブナの自然林でした。野鳥の声も心地よかったですよ。