スマホと脳機能

院長のつれづれ

 先週、NHKのクローズアップ現代という番組でスマホと脳機能の話題が取り上げられていました。「最近30?50代の働き盛りの成人で、物忘れが激しくなったり、意欲の低下、感情鈍麻などの症状がみられる人が増えてきた。その原因としてスマホが原因ではないか」と趣旨の番組でした。つまりスマホからの膨大な情報が絶えず入ってくることにより、それを処理しきれなくなっていると言うのです。「スマホによる脳過労」「オーバーフロー脳」などと呼ぶ脳科学者もいるとか。脳が情報処理するには“ぼんやり”する時間が必要なのだそうです。それが四六時中スマホをみることで脳が疲れ切り、情報がオーバーフローする(脳から溢れる、漏れ出る)ということなのでしょう。脳の過労状態は脳血流量も低下するそうで、その結果、脳機能が低下し、記憶力低下など様々な症状として出てくるということのようです。それから回復するには、スマホやタブレットなどを断ち、自然に親しみ、のんびりと過ごすことなのだそうです。
きっと子どもの脳には、大人以上にその影響が出るでしょうね。

下にテレビに出ていたスマホ依存の行動チェックリストを挙げておきます。皆さんはいくつ当てはまりますか?

 1.スマホはいつも手元にスタンバイ
 2.時間が空いたらスマホを取り出す
 3.疑問が浮かんだら、すぐに検索
 4.覚えておくために「写メ」を撮る
 5.スマホなしでは初めての場所へ行けない
 6.スマホ以外で調べものをしない
 7.いつも時間に追われている
 8.情報に乗り遅れることが怖い
 9.着信音やバイブレーションの空耳が聞こえる
 10.夜、ふとんの中でスマホをやっている

実はこの表を「スマホ」で撮影している僕でした (^_^;

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