清々しい季節です。朝、晴れた日は河岸の道を自転車を走らせています。今、河川敷のニセアカシアの花が満開で、甘い香りが鼻をくすぐります。ニセアカシアの花は香りだけでなく上質な蜂蜜も取れるし、天ぷらにするとほんのり甘くて美味しいです。
しかしこのニセアカシアは外来種だと知っていましたか?繁殖力が強く、侵略的外来種ワースト100に入れられていると聞きました。葉や実、樹皮には毒があるそうで、動物が食べると中毒を起こすとネットにありました。
数千年を掛けて作られてきた日本の風土に外国からの動植物が入り込むと、環境に適応できずに繁殖できないか、逆に天敵がいなくて極端に繁殖し、在来種を駆逐してしまうかのどちらかなのでしょう。池や堀の水を抜くテレビ番組を見ることがありますが、亀や魚など様々な水生動物が外来種として、古くは江戸時代から日本に入ってきているようです。
しかし上手に共存しているなら別に外来種がいても良いのかなと思ったりします。
同じことが人の文化でも起こるのかもと思います。外来文化が従来の伝統的な日本文化を駆逐してしまうということが起こっています。伝統的な文化を守ることも必要でしょうが、上手に取り入れて新しいものを作るのも必要なことかなと自転車のペダルをこぎながら考えていました。