去年は孫と遊んでいて腰を痛めて行けなかった冬のニセコ、今年は万全の体調で向かいました。しかし全国的な暖冬少雪はニセコも同じで、ゲレンデこそ滑走可能でしたが、ゲレンデ外は積雪が少なく、ブッシュで滑ることが出来ませんでした。ゲレンデの雪も硬い圧雪で転ぶとダメージが大きく、とても柔らかな深雪を滑るときの、あの宙を舞うような快感を味わうことは出来ませんでした。
それはさておき、ニセコの町はこの数年で随分と変わってしまいました。まるで外国の街を歩いているようでした。お店の看板もメニューも英語です。歩いている人も8割方外国の方。日本人かなと思ってもその多くは中国(おそらく台湾?)の方です。ニセコは倶知安町にありますが、倶知安の全人口の12%が外国人だそうです。おそらくその大部分はニセコに集中しているでしょう。スキー場の周辺には素敵な別荘やレストランが建ち並び、高級ホテルがどんどん出来ています。それに伴い土地や物の値段も上昇しているそうで、僕が定宿にしていた昔ながらの2食付きで1万円以下の山荘はもうありません。ゲレンデ内のヒュッテでも外国の方が沢山働いています。なんだか落ちつきません。これはバブルなのではないだろうか。いつか破綻し、スキー場も閉鎖されるのではないかと心配になります。ニセコだけでなく、外国資本が日本のあちこちの土地を買っているという話しも聞きます。自由主義は良いのですが、自分の国を守るためにはある程度の規制は必要なのではないだろうかと思っていました。
まあ、雪質は残念でしたが、ホテルには温泉もあり、友人の持ってきた日本酒も美味しく楽しい旅行ではありました。
こんな冬は今年だけであることを祈ります。
地球の温暖化、全世界レベルの異常気象の一つではないと良いのですが・・・。