バードウォッチング:ハクガン

院長の大自然レポート

11月の中旬、良く晴れた日曜日、水鳥たちを求めてY先生と廻堰から十三湖まで車を走らせました。廻堰に集結していたガンやカモ達の多くは南へと旅だったのでしょう。その数は多くはありませんでした。

 

 

廻堰にはまだハクガンが沢山いました。3百羽ほどでしょうか。今、世界中では一番多いガンだそうです。昔、シベリアで毛皮を採るために放されたキツネによる卵や雛の食害で絶滅寸前まで減少したそうで、一時は幻のガンとまで言われたそうです。しかし保護活動で数を増やし、今では日本でも沢山見るようになりました。ハクチョウのように白い身体ですが、飛ぶと翼の先が黒いのが特徴です。

周り関から北上し、十三湖近くの明神沼でカモ達を見付けました。黒い背中に目が金色に光るキンクロハジロと茶色い頭に目が赤いホシハジロです。近くにはオオバンやカワウ、カワアイサもいました。

シギやチドリの仲間を探したのですが、もういませんでした。シギやチドリは東京湾の干潟でも沢山観ることが出来ます。

津軽には春と秋、シベリアまでの渡りの途中に立ち寄るだけです。

来年の春までお預けです。

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