ブルーライトアップ

その他のつれづれ

 4月2日は国連の定めた世界自閉症啓発デーでした。ブルーライトをネットで検索すると、スマホやPCから発するブルーライトの弊害を書いたサイトが沢山出てきます。でも今回のタイトルのブルーアップライトはこの自閉症啓発デーで日本各地、いや世界各地で催されるイベントの一つです。東京のゲートブリッジや青森でもアスパムがブルーにライトアップされたそうです。ブルーは癒しの色。街灯をブルーライトにすることで犯罪が減ったという話しもあります。その日、弘前大学で開かれた記念フォーラムで、大学の精神科のN教授が「弘前でもお城をブルーにライトアップしたかったが今年は叶わなかった」と仰っていました。
 世界自閉症啓発デー・日本実行委員会のHPを見ると、カタール王国の王妃の提案で毎年4月2日を自閉症啓発デーとすることが決議されたとありました。自閉症はじめとする発達障害についての理解を広めることは、発達障害のある人だけでなく、誰もが幸せに暮らすことが出来る社会に繋がるものだと。

 新しい精神障害の分類では所謂従来型の自閉症や、高機能自閉症、アスペルガー障害などを含めて全てが一つの自閉症スペクトラムと分類されました。スペクトラム、つまり光のスペクトラムに赤から紫まで連続性があるように、自閉症と定型発達(つまり普通の人)とは連続性を持って繋がっており、その色の濃い薄いだけなのだということでしょうか。すなわち誰しも少しはその色を持っていると言うことです。僕だって決して人とのコミュニケーションが上手な方とは言えません。自分にもその色があるのを感じます。正に発達障害の子ども達が安心して暮らせる社会は、全ての子ども達が幸せに暮らすことの出来る社会に繋がるということなのでしょう。やっぱり金子みすずの「みんなちがって、みんないい」のですよね。

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