ペアトレ募集

クリニックエピソード

昨年1年間、FOUR WINDS弘前大会の準備でお休みしていたペアレント・トレーニングの講座(通称ペアトレ)を再開します。
まず今年度の第1回目の講座を6月9日から開始します。
隔週で全7回。
当院で行うまめの木式(精研方式)のペアトレはADHDや自閉症スペクトラム障害などの発達障害のあるお子様に限定せず、「どうも子どもとうまく関われない」「優しくしたいのに結果的に叱ってしまう」など、よくある育児上の困った行動への対応を学ぶことができます。

詳細は下記の通り
日程:日程は6月9日(木)から9月1日(木)までの隔週の木曜日
   午後2時半?午後4時まで(各セッション90分)
対象:原則として全ての回に参加できる方
会場:城東こどもクリニック プレールーム
参加費:300円(資料代として)
申込先:クリニックの赤平か、ことりの森の佐藤まで
申込み締めきり:平成28年6月4日(土)

ほめ上手になってお子さんの「笑顔」と「やればできる」を増やしましょう!

以前、このブログに載せた記事を再掲します。

【ペアレント・トレーニング】
 ペアレント・トレーニングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。子どもの行動に振り回され、ついかっとなって怒ってしまい後で後悔する、そんな経験は誰しもあるものだと思います。「先生でも怒ることがあるんですか?」とよく言われますが、僕だってルールを破ってゲームを止めない息子に腹を立て、テレビのコードをはさみで切ってしまったり、レストランで泣きやまない娘を車に閉じこめたりしたことがあります。これは明らかに虐待です。今も凄く後悔しています。ADHD(注意欠陥多動性障害)や高機能自閉症などの発達障がいの子どもを持つ親御さんはそういう場面がしばしば出てきます。
 ペアレント・トレーニングはそんなストレスや深刻な悩みを抱える家族を支援する方法の一つとして、アメリカの精神科医によって今から30年以上前に開発されました。日本でも肥前方式、精研方式などといった日本人向けの改良版が実施されており、訓練を受けたトレーナーの指導の下で行われています。
 親にとって子どもが「してほしくない行動」をとったとき、感情的になって子どもを怒ってしまったり、はたまた諦めて放っておく、などといった対応では、その行動は減るどころかますますエスカレートしたり、あるいは反抗的になったり、親子関係そのものが悪くなってしまいます。それは親にとっても子どもにとっても不幸なことです。ペアレントトレーニングは親が子どもの行動変容における心理やパターンを理解・分析し、具体的にどのような対応ができるかを学習して行きます。それは単に親自身のストレスを除くだけではなく、子どもの補助治療者としてトレーニングするプログラムなのです。

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