1ヶ月半振りに訪れた八甲田。4月の下旬にはまだ3m程も積もっていた雪はすっかり消え、木々は新緑に輝いていました。しかし例年より残雪は多いようです。酸ヶ湯から毛無岱へ向かう登山道は途中まだ所々雪に覆われていました。麓の天気はそれほど悪くなかったようですが、上へ登るにつれ視界不良となり、強い風が吹き出しました。山頂付近では前に進むのも難儀するほど。下から登ってきた登山者に強い風に気をつけてと声を掛けました。
毛無岱では雪解けが遅かったのか漸くチングルマやショウジョウバカマが咲き出したばかりでしたが、赤倉だけから井戸岳火口へと続く稜線ではミネズオウ、コケモモ、コメバツガザクラが花の見頃を迎えていました。しかし強い風と霧雨でリュックからカメラを出す気にはなりませんでした。
今週の写真は毛無岱の咲き始めたばかりのチングルマとショウジョウバカマです。毛無岱のチングルマの見頃は後1?2週間後かな。毛無岱の高層湿原ではこの後、ヒナザクラ、ワタスゲ、キンコウカと入れ替わり花の季節が続きます。
2014年06月11日
八甲田レポート:春
院長の大自然レポート