八甲田レポート:早春

院長の大自然レポート

 先の日曜日、晴れて暑くなると天気予報で聞いて、涼しいうちに登ろうと早くに家を出ました。運動会だった学校も多かったようですね。朝早かったせいか、昼近くになるまで誰とも出会いませんでした。少雪とはいえこの季節、まだ登山道の多くが雪に隠れ、迷いやすいこともあり、元々登山客は少ないのです。毛無岱湿原の木道を1人で歩いていると美しい庭園のような大自然を独り占めしているような気がして、この上のない贅沢をしているような幸せな気分でした。
 最近、山を登る時はいつも1人です。決して誰かと一緒に登るが嫌いというわけではありません。気の合った2、3人の仲間と登るが気楽で良いのですが、近くに僕のような山登りをする人が居ないだけです。ただ、大勢でガヤガヤと登るのは好きではありません。振り返ると自分は社交的な方ではなく、どちらかと言えば内向的、かといって決して排他的でもなく・・・、自分の愛着パターンは安定型ではなく回避型なのだろう。では何故、自分の愛着パターンは回避型なのだろうなどとあれこれ考えながら歩いていました。

 左の写真は毛無岱のミズバショウ。右は八甲田大岳です。マンサクはほとんど咲き終わり、ミズバショウとショウジョウバカマが咲き始めたところでした。

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