八甲田の紅葉の見頃は昔は9月末から10月初めでした。それが次第に遅くなり最近は10月中旬に近づいています。今年も暑い日が続き、秋の到来も遅れていました。そろそろ見頃ではないかと先週のスポーツの日にA先生を誘って八甲田へと向かいました。
最近は熊のこともあって、殆ど単独登山は控えていました。
酸ヶ湯へ着くと駐車場は登山客の車で溢れていました。これなら熊も近づくまいと一安心。以前なら多すぎる人を鬱陶しく思うこともあったのですが、現金なものです。
案の定、毛無岱の紅葉は見頃を迎えていました。欲を言えばベストはもう2、3日後でしょうか。久し振りの登山で息は切れましたが、清々しい山の空気に癒やされました。やはり自分の心の真ん中には山があると実感しました。
残念ながら、少し曇り空で輝くような紅葉の写真は取れませんでしたが、それが山です。きっといつか良い写真が撮れることでしょう。
若い頃は4時間で回ったコースが今回は6時間も掛かってしまいました。体力を維持することすら難しくなっていますが、それでもその時の体力に合わせた登り方を楽しめるのが登山です。中高年にも人気の理由です。しかしそうは言っても最低限の体力が無ければ事故の元です。暑い夏にサボっていた運動を、少しずつ再開しています。
写真の野鳥はホシガラス。山のカラスです。ガーガー、あるいはジャージャーと鳴きます。ハイマツ(五葉松)の実を好んで食べますが、山が雪に覆われる頃には、山の低い所まで降りて来て冬を越します。