南アルプス、仙丈ヶ岳

院長の大自然レポート

 7月中旬から週末だけでなく木曜日も忙しく、「院長のひとこと」を更新できずにいました。久々の大自然レポートです。

 先週の土日、水戸で開催された「甘えと間主観性研究会」に参加した後、甲府へ移動し、南アルプスの仙丈ヶ岳を登ってきました。当初計画していたのは1週間掛けての南アルプス全山縦走でした。しかし春に痛めた膝が完治せず、全山縦走は諦め、それでも全ては諦めきれず、一番楽そうな仙丈ヶ岳を選びました。たった一泊でしたが、久し振りの山の泊まりに心安らかになれ、初めての山でしたが、懐かしくさえありました。
 台風一過の快晴に恵まれ、山頂からは360°の大パノラマ。南には行くはずだった南アルプスの雄大な稜線が続いていました。北には遠く北アルプスの槍ヶ岳や剱岳。東には八ヶ岳と隣の浅間山、西に目を転ずると中央アルプスの御嶽山からは噴煙が立ち上っているのが見えました。数え切れないくらい山を登ってきましたが、これほどの眺望は滅多にありません。

 天気に恵まれ素晴らしい山行でしたが、登りは良かったものの、不安が的中し下りになると膝が悲鳴を上げ始め、登山口に着く頃にはもう平地も歩くのにも難儀するほどでした。これからも山を登り続けるには先ずこの膝をなんとかしなければなりません。来週にでも整形外科を受診するつもりです。

写真は仙丈小屋とその後ろの仙丈ヶ岳、右はチシマギキョウです。高山植物も綺麗でした。

filed under: