もう消えてしまいましたが、昨年の春、院長のひとことに我が家の鯉のぼりを四万十町に贈ったと書きました。そして鯉のぼりの川渡しの下をカヌーで降るのを夢みていると。子ども達の数が少なくなって鯉のぼりが足りなくなったのだそうです。
四万十町は鯉のぼりの川渡しの発祥の地です。町のHPを見ると、ソフトボールで遊んでいた少年達の「最近は僕らぁが、大きくなったき、家で鯉のぼりを上げてくれん」という会話を聞いた体育会のお兄さん達が「よっしゃ。それやったら、おまんらあの鯉のぼりを、持ってこい!おれらあが、まとめて上げちゃうき!」と苦労して川にロープを渡し、50本の鯉のぼりをあげたのが始まりだとか。昭和49年のことだそうです。(昨年2月のブログから)
今年のGWの4連休を使って、その四万十町に山岳部の先輩Y先生と行ってきました。旅の目的は四万十川をカヌーで下ることとその鯉のぼりを見ることでした。四万十川と聞くとカヌーイストの聖地、ダムのない日本最後の清流というイメージがありますが、実際はそれ程の清流ではありませんでした。白神の川の方がよほど清流です。ダムと言っても良い堤もあります。しかし人が逞しく大自然と共存している姿を見た思いがしました。沈下橋の意味も理解出来ました。沈下橋はただ増水対策だけのものではありません。狭い土地を有効に活用する術でした。もちろん鯉のぼりの川渡しも車からですが見ることが出来ました。川渡しは凄かった。対岸までいや対岸の山まで渡してありました。いったい何メートルあるのでしょう。ちょっと驚きました。我が家の鯉もあの中の一匹かと思うと感慨深かったです。実に有意義な旅でした。もちろんカヌーも楽しみましたよ (^_^)v