子どもが子どもを生きること

講演・学会・検診

 「まず腕白小僧を育てないと、良い人間を育てることは出来ない」
ジャンジャック・ルソーの言葉です。土曜日に開催されたFOUR WINDS青森の特別講演会で渡辺久子先生が引用されていました。腕白小僧を育てるにはAKUが必要。AKUとはA(あぶない)、K(きたない)、U(うるさい)。AKU(悪)を制御できると大人になる・・・。
 講演会は100名以上の参加者があり、希望者を途中から断らざるを得ませんでした。もっと大きい会場を用意すれば良かったとちょっと後悔。
しかしそれほど広くない会場のお陰か先生も聴衆の顔がよく見えたそうで、食い入るように聴いてくれている参加者に先生の話しも熱を帯び、予定時間を遙かにオーバーして2時間半もの長い講演会となりました。しかしアンケートにはほとんどの方が長く感じなかったと書いてくれました。

僕のノートには他にも沢山のフレーズがメモしてあります。
こころ、脳は関係・環境・体験で作られる。
欧米は母親の子宮のような社会を作っている。
人は間主観性という言語的コミュニケーションにより、響き合いながら生きるもの。
赤ちゃんは相手の意図と雰囲気を見抜く。赤ちゃんを尊重しよう。赤ちゃんは既に7ヶ月でプライドを持つ。
父性は家庭に必要。父親の育児参加で子どもが二十歳になった時、遙かに自己肯定感、社交性が高くなる。
まだまだありますが、この辺で。

 久子先生には秋のFOUR WINDS全国学術集会でも基調講演をお願いしました。弘前大会には他にも著名な何人かの先生をお呼びし、心の「響き合い」というテーマの下、よくこれだけのプルグラムを作れたものだと自画自賛しています。
是非、沢山の方々が参加してくれることを願っています。
大会HPは次の通りです。
http://www.j-kodomo.com/FOURWINDS_Hirosaki/

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