岩木山レポート:熊とニアミス!

院長の大自然レポート

 今年の2月の末に岩木山の赤倉神社へ慈母観世音像を撮りに出掛けたのですが、まだ雪の下に埋もれていてカメラに納めることが出来ませんでした。季節はもう夏、先の日曜日、もう一度赤倉神社へと向かいました。お目当ての観音様は、緑の中で優しい目をして静かに微笑んでいました。

以前にも紹介しましたが、赤倉神社から岩木山を登るコースは登山道に下から8合目に鎮座する聖観音まで33の観音像が祭られています。しかし今は倒れたり、壊れたり、お隠れになった観音様もいらっしゃって残念に思っています。

さて、標高900m程の伯母石まで登った時のこと、右後ろの方で物音が聞こえ、振り返ると2,30m程離れたの所の木の枝が不自然に動いています。ガサガサの藪をかき分ける音!登山口には車は1台も無かったので、山菜採りのはずはありません。この辺に鹿はいないし、猿も見たことはありません。藪が深く、姿は見えませんでしたが、熊に違いないと確信しました。緊張し、熊よけの鈴を何度も鳴らしました。こんなところで熊にあいたくはありません。多くの人が登る赤倉コースで、まさか熊がいるはず無いと高を括っていましたが、最近は人家のすぐ側にも出没するそうですから、熊がいないと思う方が間違いなのでしょう。2年前に隣の弥生コースで登山客が熊に腕を噛まれた事故があったのを思い出しました。引き返すことも出来ず、上へと登りました。下山は百沢へ降りて、タクシーで車を取りに戻ろうかとも考えましたが、おそらくもう移動しているはずと上ってきた道を引き返しました。

 

8合目の聖観音像

彼らにとっては自分の縄張りに入り込んこむ人間が目障りなのでしょう。人と獣が上手く共存できると良いのでしょうが、それには彼らの住む環境を守ることが必要なのでしょうね。

 

 

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