心の井戸

その他のつれづれ

 合衆国での研究で戦闘訓練を受けた人が実際に人間に向かって発砲できるたのは10%だったそうです。それを30%になるよう訓練したとか・・・。
(出所を知らないので、あやふやな情報です。鵜呑みにしないでください)
しかしウクライナの報道をみていると、人は戦争のような極限状態に追い込まれると、どんな人でも平気で人に銃を向けることができるようになるのかも知れないと思ったりします。

 誰かが言っていました。プーチンが誰かに暗殺されれば良いのにと。しかしそれは自分の中にプーチンがいることに気付いていないのではないでしょうか。誰しも心の中にプーチンが潜んでいます。それに気付くかどうかが、その人がどう行動するかの分かれ目ででしょう。虐待する心、暴力を振るう心、多かれ少なかれ全ての人はそれを持っています。

人の心は深い井戸に似ていると渡辺久子先生は仰っていました。

 「日常の何気なくやり過ごしてしまう出来事は、井戸に投げ込まれた石のように、必ずある波紋を心の表面に引き起こして心の底に沈んで行きます。
人の心の井戸の底には、人がその日その日を刻々と生きた感情体験の記憶の片鱗が絶え間なく降り積もって心の地層が形成されていきます。
最近の乳幼児精神医学で明らかになったことは、人は一つや二つの不幸な出来事により心が傷つき心が病むのではなく、むしろ日常生活の中で、丁度身体が空気を吸い、食べ物を食べるように心が触れ、吸収している周囲の世界との関わり、つまり家庭の雰囲気や、抑圧や歪みなどが累積して、心の歪みや障害を形作っていくというものです。」

プーチンはきっと心の井戸のネガティブな記憶が大きいのでしょう。
心に深くに沈んでいるネガティブな記憶が、光輝く宝石で上書きされれば良いのですよね。

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