小児科医にとっての大きな喜びの一つは自分が診ていた子の成長した姿を見ることでしょう。保育園の時にはそれこそ毎週のように受診していた子も小学校に入る頃になると風邪を引かなくなってパタッと来なくなります。それでも年に一度のインフルエンザワクチンや大学入学を控えての予防接種で顔を見せてくれます。そんな時、立派になったな?と感慨深く思うのです。
先々週、ある女の子が大学入学のための健康診断書を求めて受診されました。懐かしい顔でした。その子がCDを作ったからと僕にプレゼントしてくれたのです。CDには「掌」というタイトルが付いていました。”たなごころ”と読みます。聞くと「リンゴ娘」の姉妹グループで「ライスボール」というボーカルユニットのメンバーとして活動しているそうです。そう言えば彼女は小さい頃、クリニックを受診するたびに診察室で歌を歌って聞かせてくれました。もちろんお母さんに促されてでしょうが、忙しい診療の中でその歌声に癒やされていました。
CDジャケットのタイトルとなった「掌」という曲はとても素敵な曲でした。初めて聴いたとき胸に熱いものがこみ上げてきました。CDには他にも2曲が収録されています。「命」と「ずっとずっと」です。どれもとても良い曲で、車の中で繰り返し聞いています。ネットでライスボールと掌とで検索すると直ぐに出てきますよ。皆さんも是非聞いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=HGg81Wh2c8s
写真は日曜日に奥さんと出掛けた東八甲田のグダリ沼です。紅葉がとても綺麗でした。