皆様、明けましておめでとうございます。
今年の正月は腰痛のため恒例の八甲田登山を諦め、のんびりと過ごしていました。毎日、アルコールが入り、体重は2kgも増加。ズボンのホックがきつくなってきました。
今年の元旦、山岳部の後輩から届いた年賀状に「そろそろカラを破っては?」と書かれてありました。彼は学生時代、素晴らしいクライマーでした。数年前に勤務医を辞め開業した後、再び精力的に山を登りだしたようです。日々体を鍛え、今も先鋭的な登山を続けています。毎年、冬山を登る写真の年賀状が届きます。今年は剱岳の登頂写真でした。剣は夏でも険しい山ですが、雪山となると技術的にも体力的にも遙かに厳しい山です。彼も既に50歳代、その年で雪の剣を登るなんて大したものだと感心してしまいました。卒業後、彼はとても優秀な脳外科医へと成長しました。しかしおそらくもう手術はしていないでしょう。優秀な脳外科医という殻を被っていたのかも知れません。そういえば自分も小児科医に成り立ての頃、自分の進むべき道はこれで良かったのかどうか疑問に思ったことがありましたが、小児科医になって既に30年以上が過ぎました。職業が人を作ります。初めは疑問に思ったこともある小児科医の道でしたが、今ではすっかり小児科医そのものです。もしそれが殻だとしても相当に強固な殻です。そう簡単には破れそうにありません。しかし今でも時々、冒険をする自分の姿を夢見ます。果たしてどちらが本当の自分の姿なのでしょうか。
多分、どちらも本当の自分ですよね (^_-)-☆
人は多面性を持って社会で暮らす生き物ですから。
写真は3年前の正月に行った八ヶ岳の大同心、お地蔵さんみたいな大きな岩峰です。
今年の正月は写真を撮らなかったので・・・。
今年はまた山を登り、写真を撮ってくるつもりです。良い写真が摂れたらまたupしますね。クリニック、HP共々ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。