山旅レポート:花の利尻山

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利尻島は稚内から西へ50km程の所に位置する離島です。その中央にそびえる利尻山は標高1721m。シャープな山容で、花の百名山にも選ばれるほど高山植物の多い山です。今年、友人とその利尻山を登ろうと計画しました。最初、利尻島まで行くのにJRで稚内まで行き、そこからフェリーで島へ渡ることを考えました。しかし時刻表を調べるとあまりに時間が掛かりました。やはり北海道は大きいですね。学生時代ならそれが出来たでしょうが、今は時間に余裕がありません。千歳経由で飛行機で利尻へと向かいました。

しかし今回の利尻は天候に恵まれませんでした。先ずは初日、一日で利尻まで行けるはずが、霧で青森空港の飛行機の出発が遅れ、利尻便に乗れませんでした。千歳で一泊せざるを得ず、翌日、利尻へと向かいました。利尻に渡ってからも天候は回復せず、登山予定日の天気予報は雨。それでも小雨程度なら登ろうと、朝早くに宿を後にしました。利尻山の北峰の標高は1719m(※)。登山口の標高は210m程。標高差1500m余を一日で登って降りなければなりません。岩木山の標高は1625m、百沢の登山口からの標高差は1270mですから、岩木山を登るより更に240m余計に登って降りなければなりません。標準の登山時間はおよそ10時間。かなりのロングトレールです。

今の膝の状態と体力に多少の不安を抱えながら登り出しました。このお天気ではどうせ良い写真は撮れないだろうと荷物を軽くすることを優先し、カメラを宿に置いて行きました。しかし思いのほか、天気は悪くはなく、カメラを持ってこなかったことを後悔。仕方なしにスマホで花の写真を撮ってきました。

花の百名山の名に違わず、沢山の高山植物が咲いていました。一面が花に覆われいる斜面もありました。

ただ、利尻は離島で固有種も多く、知らない花も沢山ありました。帰宅してからグーグルで調べていました。スマホで撮った花の写真を幾つかご紹介しますね。

※利尻山は頂が3つあって1721mの本峰は北峰からの尾根が崩落の危険があり登れないのです。

山頂の祠です。沢山の高山植物に囲まれていました。

 

エゾイブキトラノオ 本州でも見るイブキトラノオよりピンクが濃いように思いました。

 

山頂のイワギキョウ。この花は八甲田でもよく見ます。

 

シコタンハコベ・・・だと思います。可愛い花でした。

 

リシリヒナゲシ 山でポピーを初めて見ました。

 

ノコギリソウ 本州にも広く分布するそうですが、今回、初めて見ました。麓から山頂まで広く咲いていました。

他にも沢山の高山植物が咲いてましたが、限りがないのでこの辺で  (^_-)☆

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