3.11

院長のつれづれ

10年前の今日、あの大震災が起きました。津波が東北を襲いました。この数日来、テレビだけでなく新聞各社も震災を、津波を、福島の原発事故を取り上げています。10年一昔と言いますが、10年経った今も自分は忘れることは出来ません。その日のことを克明に覚えていますし、その後医療支援に行った大槌町のこともしっかり覚えています。ゴーッという地鳴りと共に。

日本は地震や台風や様々な自然災害の多い国です。その中で我々は昔から自然と共生する道を歩んできました。それが日本人の精神性にも表れているように思います。コロナ禍も自然の猛威と言えるでしょう。刻々と変異を繰り返すウイルスにも有効なワクチンが出来ると良いのですが、それが困難としても、あるいはそれが出来たとしても、やはり我々はウイルスとの共存して行くしかないように思います。幸い、今の所コロナは子どもには優しいウイルスです。しかしコロナよりむしろそれを恐れる社会が子ども達を追い詰めているように思えます。様々な社会問題がコロナによってあぶり出されているように思えます。

その場しのぎでも構いません。気持ちを落ち着け、冷静に、臨機応変に対応して行くしかないように考えています。そして後からそれが適切だったか否か、しっかりと検証しましょう。未来を少しはマシに生きるためには、振り返る事が大切ですから。

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