当院の感染症動向(9/26~10/2)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 7例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・4例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・5例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・4例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

・ RSウイルスの流行は続いています。
・ 夏風邪の手足口病、ヘルパンギーナがまだ出ていますが、間もなく流行は終わるでしょう。津軽地域では今年は大きな流行にはなりませんでした。
・ 溶連菌感染症はコンスタントに出ています。
・ マイコプラズマ肺炎も時々出ています。小学生の高学年で熱が続き、強い咳が出ているときはマイコプラズマ肺炎を強くうたがいます。

当院の感染症動向(9/19~9/25)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 5例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・4例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・4例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルスの流行はやや落ち着いてきた印象はありますが、まだまだ続くでしょう。例年だとインフルエンザの流行が始まる頃まで続きます。先日、ワクチンの講演でRSウイルスのワクチンの話しも出ていましたが、まだそれが実現するには時間が掛かりそうです。
・ 発熱と全身にポツポツと発疹が出るウイルス感染症が流行しています。おそらく手足口病と同じ仲間のエンテロウイルスによるものと思われます。痒みもないことが多く、ほとんどの場合、軟膏、内服等に治療は必要ありません。

当院の感染症動向(9/12~9/18)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・6例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・9例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルスが流行中です。おそらく上の表にあげた数より遙かに多い子が感染して受診しているはずです。RSウイルスに感染しても全ての子がゼイゼイするわけではありません。ただの風邪症状で終わる子の方が多いはずです。特に3歳以上のお子様ではほとんどが軽く済みます。それはこれまでに何度か感染しており、既にある程度の免疫があるからです。しかし流行しているからといって、必ずRSウイルスの迅速試験をしなければならないわけではありません。臨床的に有意義だと判断したときだけ検査しています。RSウイルスに感染したからといって特別な治療がある分けではありません。症状に応じた治療が必要なのです。

当院の感染症動向(9/5~9/11)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・2例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・7例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・5例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 依然、RSウイルスが流行中です。ゼイゼイヒューヒューと苦しそうな息づかいの時には早めに受診してください。呼吸困難が強いときは夜でも受診が必要です。乳児で呼吸困難が強く、入院治療が必要な例が多くなりますが、1歳台でもしばしば入院となる場合があります。熱の高さよりも呼吸状態に注意して観察してください。
・ ヘルパンギーナも出ていますが、大きな流行になりそうもありません。

当院の感染症動向(8/29~9/4)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・2例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・3例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・4例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルスが流行しています。ロタがほぼ解決した現在、小児科外来で悩ませる最後の感染症がRSです。数も多く、乳児が掛かると呼吸困難で苦しい思いをします。RSウイルスのワクチンが開発中とか。早く実用化されると良いですね。
・ ヘルパンギーナも大きな流行ではありませんが出ています。
・ 手足口病も出てきましたが、皮疹は典型的ではありません。いつもと違うウイルスなのでしょう。重症化はしなそうです。

当院の感染症動向(8/22~8/28)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・3例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ヘルパンギーナ、アデノ、溶連菌とどれも熱が出て喉が痛くなる感染症です。アデノなどのウイルス性咽頭炎に紛れて受診する溶連菌感染症を見逃さないように注意し、看て行きましょう。
・ おたふく風邪がまだ出ています。おたふく風邪の診断は簡単ではありません。診断には血液検査が必要です。

当院の感染症動向(8/15~8/21)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・1例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 夏期休暇のため水曜日から土曜日までの集計です。
・ ヘルパンギーナは少しずつ増えてきそうです。
・ 夏は熱だけで他の症状ない風邪が流行ります。安静にしているだけで2,3日で解熱します。熱以外の症状がなく、熱に負けず比較的元気で、顔色が良く、少しは遊べているようなら1日2日家庭で様子を見ても良いでしょう。熱が高いのに顔色が悪く、目に力がなく、表情も乏しい、苦しそう、そんな時は大きな病気が隠れていることもあります。早めに受診しましょう。

当院の感染症動向(8/8~8/14)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・1例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・3例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ようやく手足口病やヘルパンギーナなどの夏風邪が出てきました。しかし数は少なく、大きな流行にはなりそうにありません。

当院の感染症動向(8/1~8/7)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

・ 熱が続く原因不明の風邪が出ています。4、5日続きますが、比較的元気で安静にしているだけで治ります。
・ ゼイゼイと喘鳴を来すウイルス感染症も流行しています。おそらくヒトメタニューモウイルスかライノウイルスでしょう。喘息の発作を起こす子も増えています。ゼイゼイと苦しい時は熱がなくても早めに受診してください。

当院の感染症動向(7/25~7/31)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・1例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ そろそろ夏風邪が出てきたようです。上に手足口病の子を一人あげていますが、典型的ではありませんでした。手足口病にしてもヘルパンギーナにしても1種類のウイルスが病気を起こす訳ではありません。従ってその症状も全て同じでは有りません。皮疹の形態も少しずつ変わります。
・ 手足口病は髄膜炎などの合併症を起こすことで知られています。エンテロウイルス71による手足口病が流行すると稀にその合併症を引き起こします。コクサッキーA16やA10では心筋炎の合併症が知られています。しかしそれらはごく希。それほど心配する必要はありません。ただ、熱と喉の痛みだけでなく、顔色が悪く、眼に力がなく、吐いたりぐったりとしているときは早めに受診しましょう。

当院の感染症動向(7/18~7/24)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ TVのニュースで、東京ではヘルパンギーナが流行中とありました。津軽では未だ出ていませんが、そう遠くない先に流行するものと思われます。
・ ヘルパンギーナの症状は急な発熱と強い咽頭痛です。治療薬はありませんが、2日前後で解熱します。喉の痛みが強いので当院では喉の炎症を抑えるトランサミンの他、痛みを和らげる漢方薬(桔梗湯)を処方することが多いです。桔梗湯は甘くほとんどの子どもは飲むことが出来ますよ。

当院の感染症動向(7/11~7/17)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症 ・・・・・・・・・ 3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 感染症は先週も少なかったです。やはりその前の週と同様、ゼイゼイと呼吸困難を起こす子は何人かいました。RSも出ているようですが、当院の検査ではありませんでした。
・ 夏風邪もなく感染症からは平穏な週でした。