テロのニュースを見て思うこと

院長のつれづれ

 先週末の悲劇的なニュースに愕然として気が鬱ぎ、吹雪で視界が悪いこともあって、今週も山へ行けないでいました。ニュースでは与野党ともにテロを激しく非難するメッセージを流しています。イスラム国のニュースを見ていると、昔のオーム真理教を思い出します。オーム真理教も沢山の若者が洗脳されました。しかも優秀な科学者、技術者さへもオームの色に染まってしまいました。イスラム国もITを駆使して世界各国の若者達を集めているようです。

 彼らの非人道的な行為は決して許されるものではありませんが、ただ単に、非難するだけでは問題は解決しない様に思います。彼らが生まれ出てきた理由があるはずです。彼らはきっと自分たちを悪とは思っていないでしょう。むしろ正義と信じているはずです。「勝てば官軍」なんて言葉もあります。もし彼らが本当に国家を作ってしまえば、世界は大きく変わるでしょう。彼らこそが正義となるかもしれません。彼の国のテロを生む出す背景を不勉強の僕にはで分かりませんが、日本にも同じような環境があると考えてよいでしょう。今の日本社会を憂います。目先の社会の利益を優先して、個々の家族の幸せをなおざりにしてきたツケが回ってきているように思えます。幸せに育っていない子ども達のなんと多いことか。そこに社会の闇が生まれるのではないでしょうか。

 子ども達が幸せに育つために、今、自分に出来る親支援とは? 取りあえず、クリニックに来てくれたお母さん、お父さんを元気にしてあげることでしょうか。幸せな家族があってこその、幸せな社会だと思うのですが。
 自分がFOUR WINDSの学会を弘前でやる気になったのもそこに理由があります。FOUR WINDSの精神をこの地に伝えたいと思っているのです。

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