じいじの心配

院長のつれづれ

 娘が里帰り出産でこの春から帰省していました。帰ってきた彼女は昼間自分の仕事の本を広げ勉強していました。出産が間近になるもなかなか産まれず、陣痛を誘発しようと家の前の公園を何周も歩き回っていました。きっと様々なことが心配だったのでしょう。仕事のこと、生まれてくるあかちゃんのこと。父親としてはそんな娘を見てもっとのんびりすれば良いのにと思いましたが、口には言えず、こんなに真面目な性格で産後うつにならなければ良いけどと密かに心配してたのでした。
5月下旬、無事に男の子が産まれました。机の上にPCは広げてありましたが、仕事の本は片付けられていました。彼女は子育てに没頭し、それを充分楽しんでいるようでした。先ずは一安心 (^_^)v。
じいじとしてはもちろん孫は可愛いのですが、むしろ赤子をあやす娘の方を可愛く思っていました。1ヶ月健診を終える間もなく、彼女は自分の家に帰って行きました。ずっとつきっきりだった奥さんは泣いていましたが、僕は早くに父親の元に帰ることに賛成でした。ただ父親の仕事が忙しく、家に帰るのも遅いそうです。サポートのない都会で一人育児するのも心配です。まあ奥さんはしつこいくらいに連絡を取っているようですから大丈夫でしょう。

 産後うつの頻度は10?20%と高く、出産後1?2週間から1ヶ月で発症するそうです。核家族化が進み、地域社会の絆が薄れている都会で、適切なサポートがなければどんな母親でもうつに陥る可能性はあるのでしょう。社会全体として理解と適切な対策が必要です。

filed under: