警告損傷

講演・学会・検診

 弘前公園の桜、外堀はもう散り始めたようです。先週の金曜日から日曜日まで小児科学会で福岡へ行ってきました。丁度、桜が満開となった弘前を離れるのを少し悔しく思いました。以前は満開になるのは丁度GWと同じだったのですが、近頃開花日がどんどん早くなってきました。今年はまだ弘前公園の桜を見ていませんが、それでも長四郎公園の桜や国道の桜並木は車から見ていました。

写真は長四郎公園のコブシの花です。以前は桜より少し早くに咲いていたのですが、最近は桜と一緒に咲くようになりました。近寄ると良い香りがします。この香りが好きで毎年車を駐めて香りを楽しんでいました。長四郎公園の桜も綺麗ですよね。

 日本小児科学会には全国から沢山の小児科医が集まります。研究発表だけでなく、教育講演やセミナー、シンポジウムと盛り沢山です。自分の専門以外の勉強も出来るので、可能な限り毎年参加していました。

今年一番気になったフレーズは「警告損傷」という単語でした。これはごく軽微の傷でも、それが子ども虐待の始まりのサインのこともあるという意味です。子どもの傷ですが、それは親の苦しみのサインでもあります。そう言えばあの時のあの子のあの傷は警告損傷ではなかったのかとはっとさせられました。ほんの些細なサインも我々は見逃してはならないと言うことでしょうか。ただ、その傷に気付いたからと言って、直ぐに大騒ぎするのではなく、その裏に隠れた親の不安に気付き、その不安に寄り添う必要があると言うことでしょう。

弘前公園はこの後、花筏が見頃となるでしょう。

花筏は見に行こうと思っています。

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