サバゲー

院長のつれづれ

 先日、朝の民放でサバイバルゲーム、略してサバゲーを東京でも遊べる場所が出来たと放送していました。サバイバルゲーム・・・ジャングルか何処かのサバイバルかと思いきや、迷彩色の戦闘服とヘルメットで身を固め、機関銃を持っての戦闘ごっこ。好きでやるのは構いませんが、それを朝のニュースで面白そうに報道するやつの気が知れないと、思わず眉をひそめてしまいました。結局は殺し合いの真似っこでしょ? 丸い的を撃つのと違って、いくらモデルガンでも人を狙って撃つんでしょ? 人の命の尊さを思うと、サバゲーをやる人の、それを平気で報道する人の気が知れないと朝から怒ってしまいました。
 中国、韓国の反日政策に呼応しての反中、反韓を煽るような週刊誌の記事。そればかりか国のトップのどうもおかしいと感じる今日この頃です。今の日本、ちょっと危ないんじゃないかな。瀬戸内寂聴さんもある番組で最近の日本は太平洋戦争前の日本と同じ臭いがすると言っていました。ミサイルに搭載されたカメラが建物に命中する瞬間まで映し出されたイラク戦争。まるでゲームの映像そのものでした。本物の戦争さえゲームに思わせ、あたかもクリーンで悲惨な事は何一つ無いと思わせる手段? サバゲーもその延長かも知れません。
 人の不安、不満の矛先を別の方向に向け、強硬手段を是とする世論を作ろうとしているのかも。知らず知らずに同じ感情に巻き込まれている自分に気付きます。よほど注意しなければなりません。自分自身を見詰め、内省する冷静さがますます必要な世の中になってきたようです。

剣とか鉄砲とかのおもちゃが大嫌いな僕でした。

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