ハイブリッド免疫 その2

クリニックエピソード

 昨年末、ハイブリッド免疫について書きました。興味深く、スタッフと自分のN抗体、S抗体を調べてみました。当院では自分も含めた14人中、既に8人が感染しています。検査後にもう一人感染し9人。率が高いですね。お子さんからもらった人もいれば経路不明の人もいます。経路不明はやはりクリニックで感染したのでしょうか。少し残念な気持ちもありましたが、自分はまだ感染していませんでした。

 興味深かったのはやはり感染の既往が無くてもN抗体陽性で感染していたことが判明していたスタッフと、感染したと思われたのにN抗体陰性のスタッフがいたことです。後者は感染から時間が経っており、もしかするとN抗体が測定感度以下だったのかも知れません。その時、彼女の家族も皆感染したので擬陽性ではないでしょう。

 感染し、且つ予防接種を受けている者はどのスタッフも抗体価が非常に高く、流石ハイブリッド免疫と納得しました。自分はワクチンを5回接種し、最終の接種日から1ヶ月しか経っていなかったためか抗体価は非常に高かったです。最近感染したスタッフは、S抗体はあるものの比較的低かったです。しかしこのS抗体の値が発症予防にそのまま直結するわけでは無く、評価は難しいところです。

 さて、今日は午前中だけの診察ですが、COVID-19 2名、インフルエンザAが2名でした。インフルエンザがジワジワと増えています。

皆様、ご用心!!

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