ビデオフィルム

院長のつれづれ

 秋に結婚の披露宴を予定している息子が、会場で自分の子どもの頃のビデオを上映するかも知れないというので、昔撮りためた8mmのビデオフィルムをカメラのキタムラに頼んでDVDにしてもらいました。自分でDVDにダビングするにはその機材がありませんでしたし、何より量が膨大でした。フィルムの数にして60本以上!撮影した日はその数倍。ずっと本棚の一画を占領していました。
 以前、友人が自分で8mmをDVDにダビングしたというのを聞いて、自分は未来指向型の人間で過去のフィルムを見返すつもりはない、DVDにダビングするつもりもない、なんて言っていたのですが、息子の頼みとなればそうも行きません。ダビングし、30年近く前のフィルムを何本か見返しました。そこにはまだ小さい子ども達の姿と若い自分や奥さん、おそらく今の自分と同じ位の年の父母が懐かしく映っていました。自宅のある青山は当時造成途中で家の周囲はまだ原っぱ。植えられたばかりの宮園公園の木々もまだ小さく、我が家の鯉のぼりが大きく見えました。30年という月日は自分の中では連続した時の流れで気が付かなかったのですが、その長さを今更に痛感させられました。

 以前、ある講演会で子ども達が小さいうちに沢山写真を撮っておくと良い。そうして大きくなって子どもが反抗し、この野郎と思うことがあった時、小さく可愛かった頃の我が子の写真を見返すと良い、なんて講師の先生が言っていましたが、確かにそれも良いかもと思いました。皆さんも可愛い子どもの写真や動画を沢山残して多くと良いですよ。

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