働き方改革

院長のつれづれ

 世の中の色々な場所で働き方改革が叫ばれていますが、開業医も働き方改革をする必要がありそうです。先日とある医療系の情報誌に、開業医の平均寿命が70.8歳とありました。60歳代で亡くなる開業医が最も多いのだそうです。勤務医時代からのハードワークを引きずり、開業してからは尚更診療時間が長く、心身ともに疲れ様々な病気に罹ってしまうのでしょう。

 弘前市内のある人気の皮膚科の先生が受付時間を平日17時、土曜日11時にすると聞きました。この先も長く診療を続けるためには少し仕事量を減らす必要があると判断したようです。先日も1日の患者数が170人を越えたとか。当院でも受付時間を18時までと短くし、また少子化もあってか、患者数は年々減少し、1日100人を越えることも少なくなってきました。しかしその代わり診療に時間の掛かる子を診るようになって、やはり帰宅時間は8時を回ることも少なくありません。僕だけでなくスタッフも疲れています。

 働き方を改革するには単に診療時間を短くすれば良いというだけではないでしょう。その内容も問われのだると思います。仕事をして報われる思いが必要なのでしょう。そして自分たち自身が心身ともに健康で、心に余裕が必要です。診療のレベルを上げる必要もあります。

当院の働き方改革・・・思案中です。

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