八甲田レポート:ホシガラス

院長の大自然レポート

 

診療以外にも研究会やら発表の準備やらで忙しい日が続き、なかなかブログを更新できていませんでした。暑い日が続き、山を登る木にもなれませんでした。先週末、ようやく涼しくなり、久し振りで八甲田を登ってきました。

9月も半ば、山は秋めいて、もう花さえ咲いていませんでした。今年の紅葉は少し遅れているようです。あまりに暑かった夏の所為か、色付く前に枯れてしまった葉も多いようです。今年の八甲田の紅葉の見頃は次の週末当たりでしょうか。今度の連休でまた出掛けてみることにします。

写真はホシガラス。山に住むカラスの仲間です。山と言っても里山ではなく、樹林限界から上のハイマツが生えるような亜高山帯でよく見かけます。カラスより一回り小さく、ガァガァとしゃがれた声で泣きます。ハイマツの実が好きで登山道によくホシガラスが食べた後のハイマツの実が転がっていたりします。里で見ることはほとんどなく、このカラスに会うと、「ああ、山へ来たな」と思わせてくれます。運良く近くに止まってくれて撮ることが出来ました。高山の鳥とは言っても厳しい冬にはもう少し下に降りてくるのでしょうね。

 

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