八甲田レポート:ミネズオウ

院長の大自然レポート

 先の日曜日、雨が降っても花の八甲田を登るつもりでしたが、思ったほど天気は崩れず、晴れ間も覗いていました。湿度が高いのか少し蒸し暑く、熱中症気味になったようです。目眩もして、途中何度か休みながら登っていました。体力不足と、まだ暑さに慣れていないからだと思います。何度か登っているうちにきっと身体も慣れることでしょう。(普段は休むことなく歩いています。)

 毛無岱の湿原は今年は雪解けが遅かったのか、下毛無岱はチングルマが咲き始めていましたが、上毛無岱はこれからでした。しかし稜線にはお花畑が待っていました。赤倉岳まで登るとキスミレやミヤマキンバイが出迎えてくれ、南西斜面にはミネズオウが一面に咲いていました。毎年この季節に登っていますが、これほど一面に咲きほこったミネズオウを見るのは初めてでした。おそらく満開を見ることが出来るのはほんの短い期間なのでしょうね。ミネズオウの一つ一つの花は小さくて質素ですが、斜面一面となると見事でした。

これからの八甲田は登る度に違う花が出迎えてくれます。毎回同じコースを登っても飽きることはありません。

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