八甲田レポート:冬の終わり

院長の大自然レポート

 土曜日、急患診療所の当番で夜遅くなったので、翌日の登山は諦めていたのですが、朝早くから首に綱の絡まった我が家の愛犬に起こされ、結局起床はいつも通りの朝5時。空は気持ちよく晴れ、これで山に行かなきゃなきゃ山屋じゃないと、今度は迷わず酸ヶ湯へと向かいました。
 いつも通りにボードをリュックに付け、歩き出しました。ここしばらく、運動らしい運動はしていなかったのできっと体力は低下しているだろう、登頂はせず、途中から降りてくるつもりでした。しかし、もう少し上まで、もう少し上までと登るうち、山頂に着いてしまっていました。酸ヶ湯から大岳ピークまでの所要時間は2時間10分。まあ今の僕にはそんなものか。

 さて、山はまだ2月というのにもう真冬の厳しさはなく、樹氷は崩れ、春山の様相でした。もっとも一度、荒れるとまた厳しい冬山に戻るのは分かっています。天気予報通りに、午後雲が出て冷えてきました。ここはまだ視界の良い内にと急いでボードで滑り降りてきたのでした。

 左の写真はウサギの足跡。奥は八甲田大岳です。

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