GPS

八甲田レポート:GPS

院長の大自然レポート

 

 久し振りの大自然レポートです。建国記念日の日曜日は鰺ヶ沢で今シーズン初めてのスキーの練習。スキーもたまに練習しないと滑り方を忘れてしまいます。スキーも楽しいけど、やっぱりボードの方が楽しいと思ってしましました。

 振替休日の月曜日、天候が落ち着いたのを見計らって八甲田へと出掛けました。1年ぶり振りの冬山登山です。酸ヶ湯を出たときの天気は曇り。風も強くはなく、気持ちも軽やかに出発しました。今年、新調したスノーシューは軽く、快調に登っていきました。しかし山の中腹、仙人岱が近づくにつれ吹雪だし、視界は悪く、ほんの5m先さえ見えません。猛烈な風も吹き出しました。出発した時間も遅く、頭頂は断念し、今日は仙人岱の避難小屋までと下山を決めました。小屋を出ると悪い視界に方向が分からず迷っている二人連れに出会いました。地図とコンパスで彼らに方向を指示し、進んで行きました。避難小屋の付近は平坦で、樹氷の森はどこも同じに見え、視界が悪いと方角が分からなくなるのです。最近、山でもスマホのGPSを利用する人が増えましたが、吹雪いている時はやはり地図とコンパスが頼りになります。地図から進むべき方向を計測し、コンパスの矢印を見ながらその指し示す方向へと歩くのです。しかし現在地が分からないと方向の取りようもありません。2年ほど前、冬山で迷ってから自分も山でGPSを使っています。地図とコンパス、それにGPSがあれば鬼に金棒。視界不良でも迷うことはありません。ただGPSは有用ですが、それに頼り過ぎるのもどうかと思います。GPSに教えられるまま歩くより、自分で地図を読み解き、地形を見ながら歩く方が楽しいですよ。

 様々な文明の利器の恩恵に授かっている現代人ですが、それを使いこなすには総合的な判断力が必要ということでしょう。

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