岩木山レポート:雪山と体力不足

院長の大自然レポート

日曜日、ボードを担いで久し振りに岩木山へと出掛けました。少しずるをして百沢スキー場のリフトの終点、標高730mからのスタートでした。
(学生時代、山岳部で自分がリーダーのとき、後輩達のブーイングを無視して長野の白馬スキー場を下からリフト終点まで一日掛けて登ったのを思い出します。)
一番乗りを目指しましたが、ちょっとしたトラブル発生。スノーシューをリフトから落としてしまったのです。落としたスノーシューを回収し、リフトに乗り直し、少し遅れてのスタートでした。既にトレース(踏み跡)がついていて、更に楽をしてしまいましたが、それでも今の僕にはきつかった。先行パーティーに追いつくどころか、途中で下から登ってきたスキーヤーに追い越される始末 (×_×)
体力の衰えを痛感させられました。

 頂上直下の斜面を、先行パーティーのトレースをそれて登りだしましたが、膝上までのラッセルはやはり苦しかった。頂上まであと少しのところで、ガスって視界不良となり、それを言い訳にして登頂を諦め、ボードを履いて滑り出しました。登りは良いのですが、ボードを履いての下山はルートが見えないと不安になります。しかも視界が悪くなるととたんにバランスも悪くなります。斜面に対して自分がどんな向きで立っているのか分からなくなるのです。そうなると深雪を楽しめません。転ばないようにするのがやっと。それでも少し下ると視界が良くなり、気持ちよく滑ることが出来ました。対岸を登るボーダーが手を上げて挨拶してくれました。きっと僕の気持ちよさが伝わったのでしょう。ただ気持ちよく滑れたのは最初だけで、五合目から下はブッシュに手こずり、へとへとになって下山したのでした。

最後の最後でピークを諦めたのはやはり体力不足の所為でしょう。体力を付けるのは大変ですが、衰えるのは直ぐです。もっともほぼ半年、運動らしい運動をしなかったのですから当然と言えば当然ですよね。
暖かくなったら本格的に体を鍛え直すつもりです。

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